達成感

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とっても良い香りのする薔薇です。

私は今まで、こんな素敵な薔薇を頂いた事がありません。

深夜にも関わらず、ギャラリーで頂いたお花を自宅で撮影しました。

ヨーロッパのお城で暮らしていたお姫様のような方が今日グループ展に来て下さり、これを私に手渡して下さりました。

嬉しくて、仕方のない一日を、この薔薇で飾ろうと思いました。



今日で、グループ展が終わりました。

今回私は2週間で油絵を仕上げる事に挑戦しました。
今まで、油絵は2,3カ月かけて描いていたので、未知の領域でした。

でも、出来ないなんて言えないグループ展だし、どう考えても期限は2週間。

無い頭を絞りだし、今までの経験を総動員させて、なんとか2週間で出来上がるように描きました。


でも、なんとかと今では軽く言えますが、出来上がるまではものすごいプレッシャーで、初めて胃が痛くなり薬を飲んだくらいでした。



たった2週間の期間で仕上げる作品でも、手を抜けば一発で観る人は解ります。

その証拠に、絵描きの友人には

『ああ、2週間くらいで描いた絵っぽいね・・・』

と言われ、冷や汗がタラリと出そうになりました。



でも、私は自分で言うのも変ですが、手は抜きませんでした。

出来上がった作品に取り付ける額も自分で作り、木にニスを塗り、手間をかけました。



これ以上時間をかけれないという時間ギリギリまで制作して、出来上がりました。



そしたら、今日、本当に嬉しい最終日を迎えれたのです。


友人が見に来てくれて、お姫様みたいな人が大輪のお花を持って来て下さり、『人生何があっても楽しむ』をモットーにしている方がその人を象徴するような絵柄付きのチョコを持って来て下さりました。


それだけではありませんでした。

ギャラリーの記帳名簿を見ると、何人かの私の友人知人さんが来て下さっていて、名前の文字からなんとも言えない誠実な気持ちが溢れていました。



手を抜かず、与えられた期間でめいっぱいの努力をすると、こんなにも世界が優しく見えるのか!?と思いました。

持病がまたジワジワ表れるくらい体には悪い事をしたのですが、シンプルなのですが、出来る事を精一杯する事がもたらす幸せはこんなに大きいのかと実感し、感動して目が冴えまくっていて、眠れません。

と同時に、これ以上ないくらいの達成感があり、エアーパッキンを100個くらいを同時にパチパチ潰したような快感なのです!



同じグループ展で一緒に展示したドイツの作家さん達とも仲良くなれました。

私は英語もドイツ語もまったく出来なかったのに・・・です。


『ハロー』

『サンキュー』

『ソーリー』

『ナイストゥミートゥー』

というベタな英語しか使いませんでした。

でも、展示をする際は手伝って下さり、また、展示を終えて片付けの際は私からお手伝いをしていました。



嵐の如き5月。
なんて大変で、なんて面白い時間を過ごせたのか・・・!?

もう、夢みたいな今日を迎えられて、体はクタクタなのに、心は大満足なのです。



絵自体に満足した訳ではなく、絵は死ぬまで追いかけるモノです。

でも、描く事が本当に大好きで大好きで、周りの絵描きさん達よりは遥かに絵がヘタですが、好きで仕方ないのだと実感しました。

芸術なんてお金にならないし、周りの人を苦しめて進学した自分は呪われているのだと思って、一度は絵を諦めようとしましたが、自分に絵がないとこの世に居る意味が無いと思いました。

世界の秘密を探るのには絵がもってこいで、片手間では絵が描けなくて、絵筆と紙やキャンバスが無いと何も始まらないし、何もない、とさえ思います。



好きで好きで好きで仕方ない【絵】というものは、もの凄い暗闇を用意して来ますが、スゴイ秘密も教えてくれるのです。

見えるものも見えないものもモチーフになってくれて、一生懸命絵描きに世界の仕組みを教えようとしてくれるのです。

100回同じモチーフを描いても見えないモチーフの仕組みも、200,300と描いていると次第に多数あるうちの一つの答えのヒントをようやく教えてくれるようになります。



ああ、だから、これだからやめられないのです。



とてつもなく深い淵の中を覗き込む作業は、自分と世界の隔たりを徐々に狭めてくれます。


また熱く語ってしまいましたが、人にとってはちっぽけなモノでも、私にとっては誰がなんと言おうとも手放せないモノだという事が、今日解りました。





本当に疲れたけれど、与えてくれてモノも大きい、今年前半の試練でした。




グループ展を見に来て下さった方々、本当にありがとうございました。


ゆっくり体を休めて、またコツコツ頑張ります。
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# by matsu-komichi | 2013-05-31 02:55

タイムトラベル

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アジサイです。


夕方、病院に行き、女医さんに体の具合を診てもらうと、体調は思っていたほど深刻ではなく、ホッとしました。
(しかも病院で先生に診てもらう時には体調が良くなっていたのです!摩訶不思議!)

でも、暫く会ってなかった女医さんはなんだか声が大きくなっていて、性格もなんだか院長先生に似て来ていました・・・不思議。




そして、さっき、テレビで 【 バック トゥ ザ フューチャー 2 】がやっていたので観ました。

この映画は私が外国映画で初めて好きになった映画でした。
リアルタイムで映画が上映された時はまだ映画なんて興味なくて、何年か経った時にテレビで放送していて、初めて観て、好きになりました。

主人公がとても魅力的で、確か、その当時、友達と交換日記をしていて、私はいつもその主人公の事を書いていました。

『こんな人が理想だ!顔は甘く、そして少年の心を忘れないナイスガイが理想だ!』

とかなんとか、中学生の私は交換日記にアホみたいに書いていたと思います。


友人には

『少年の心を忘れない、って言うとカッコ良いけど、単に大人になってもワガママな子供なだけやん』

と冷めた意見を交換日記の返事で書かれた覚えもあります・・・。




当時は携帯電話なんてなかったので、女子の連絡ツールはいつも交換日記でした・・・。



バックトゥザフューチャーシリーズを何度もビデオで観ていました。


その映画を今日改めて観て、なんて面白いのだと、また思いました。

主役と悪役のカラーの対比が素晴らしく面白くて、ピンチに陥る主人公のハラハラ加減や、気持ち良いくらい良いタイミングで助かるシーン、などなど 『あり得ないけど、すごいタイミング!!』とテレビの前で拍手したくなる程でした。

アメリカのアニメのトムとジェリーや、 ディズニー映画や、奥さまは魔女などにも表れているあの単純明快な切り口がたまらなく面白かったです。

そして、音楽の力が相まって、映画に引きこまれるのです。
スターウォーズの音楽もそうですが、音楽が無ければその映画は成り立たないくらい、音と映像がタッグを組んでいます。

聴いてて気持ち良すぎます!

それらの映画を見る事と、USJのアトラクションを体感するのと、同じだ!!と言いたくなるくらいです。



そして、何より、過去や未来を自由に行き来する乗り物【デロリアン】がカッコ良すぎます。

ドラえもんの、のびた君の机の引き出しからタイムマシーンに乗る事も斬新ですが、、アメリカ映画は車をそのままタイムトラベルの機械にしてしまう所が面白いなと思いました。

過去や未来を行き来するなんて、不思議なトラベルです。



でも、今や、意識の中でそんなトラベルが出来る人も世の中にいるので、もう不思議な事ではないのかもしれません。



何年か前にはドラマ JIN が放送されていました。

現代人が江戸時代にタイムスリップする物語で、ハマって観ていました。




遠い遠い昔の自分が、何かやり残した事を、今の自分に持ち越している事や昔の事が今に繋がっている、という事が、バックトゥザフューチャーにもJINにもあり、そこの所が私のツボなのだと今日再確認できました。



面白いです。

中学生の自分は今の自分の事なんて、とうてい解らないのに、今の自分が重要だと感じている事を既に手中に収めていたのだから。



過去と未来を自由に行き来して、本当に自分の求めるモノを今、必死になって追いかける。

死ぬまで追いかけないといけない、尻尾を見たモノの定めを感じます。
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# by matsu-komichi | 2013-05-30 01:03

海とお医者さん

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来月は6月です。

6月というと、じめじめの梅雨です。


私は暑さや湿気が苦手なので、これからの季節を思うと気持ちもドンヨリしますが、そんな事を言っては日本に生まれた意味がないので、それも楽しむのが課題です。

一息付ける時間を今持っているので、自分の描きたい絵を水彩で描いたりしています。
上の絵は 潜る魚 です。



私は魚座なので、水や魚が好きです。

がっつりとマリンなスポーツは苦手ですが、静かに潮溜まりなどで、生き物の観察をするのが好きです。
(地味です・・・。)


川沿いの道を歩くのも好きです。

夏の夜空を見るのも好きで、母の田舎に2カ月住んで居た時はしょっちゅう空を見ていました。

母の田舎は私が苦手な 虫 が大量に生息していてそんな場所に何故2か月も居たのか、今思うと不思議ですが・・・。


入り江の堤防で、よくボンヤリとしていたら、ウミガメに出会いました。
島の人でもあまりウミガメをそんな堤防で見ないと言っていたので、ラッキーでした。


エメラルドグリーンの海はとても澄んでいて、とまっている漁船のシルエットがユラユラと揺れ、それに呼応するように小さな魚がチラチラと見えました。

とても綺麗な光景でした。




昨日、ニュースで山で行方不明になった子供が見つかったと聞き、とても嬉しかったのですが、その子供に対する報道陣の対応が・・・な感じで、そこまでしなくても、ただ無事に戻って来られた事だけを口頭でニュースで伝えれば良いのになぁと思い、大人もノンビリとした時間がたくさん取れれば良いのになぁと思いました。


ボンヤリ派の私はもっとボンヤリする時間が社会にあれば良いのになぁと思います。
(ボンヤリしていてウッカリミスは困りものですが・・・。)




私が今所属している仕事場は海の近くなので、仕事場へ行くと海の香りがします。

母の島の海の香りとはまた違いますが、都会の海の優しい香りがします。

風が吹くと、地面に居るのにも関わらず船に乗っている様な気分になります。
海の香りはとても心地良いです。



私は実はその仕事場の近くで生まれました。

住んでいる所は海から離れた所ですが、母の親戚がその海の近くで助産婦さんをやっていて、母はその親戚の叔母がいる産院で私を産もうと思ったのだそうです。


もうその親戚のおばさんは天の人ですが、私は2,3年前くらいからその助産院の近くの神社にお参りする事があり、今この海の側で仕事が出来ているのはそんな事の縁なのかもと思っています。




病院と言えば、今日は夕方から内科の病院に行くのですが、その病院は子供の頃からのかかりつけのお医者さんです。

私は小さい頃は病弱で、良く病院通いをしていました。

自分では記憶がないですが、ひきつけと言う 熱性けいれん にもよくなっていて、よく両親を驚かせていたみたいです。

扁桃腺からの風邪もよく引きました。
私の喉は他の人とちょっと違い、あーんと口をあけるとすぐに喉の奥が見えてしまうので、風邪菌が入り易いのかもしれません。

背骨も私は一つ多いみたいで、なんだかヘンテコな体です。



その、よく通っていたかかりつけのお医者さんがとても印象に残っています。


町のお医者さんで、院長先生なのですが、とても見た目が怖くて、声もでかくて、幼い私は病院に行き、院長先生と向き合うだけで半べそをかいていました。


院長先生は大きな声で

『またお前か!?』

と言い、

『俺の顔見ただけで泣くな!!』

とよく言われていました。

注射も大の苦手で、私が注射するとなると、ぎゃあぎゃあ泣きわめく私を、数名の看護婦さんが私を取り押さえていたそうです。
なので、病院なので子供が注射の際に泣いていると、

『もの凄く気持ち、解るよ!!』

と言いたくなり、何故かジワリと目が潤みます。



私は覚えてないのですが、その院長先生は診察室に居るだけでなく、よく待合室にも来られて、具合の悪そうな子供を見ると予約の順番などお構いなしに、その具合の悪い子供を優先的に診察していたそうで、母はとてもその院長先生を信頼していたそうです。


今はその院長先生も天の人になっていて、その病院は院長先生のお子さんが継いでいらっしゃいます。
院長先生の写真が診察室に飾っていて、その写真を見る度に、子供の頃を思いだします。

院長先生のお子さんは女医さんでとても頭の良い素敵な先生です。
声も落ち着いていて、ホッとする声です。

なので、とても安心して診察に行けます。

怖いけれど患者さんを思う気持ちが強かった院長先生の心を継いでいらっしゃる素敵な先生だと思います。



でも、あんなふうに怖いけれど本当に人を診る事に一生懸命なお医者さんに出会う事はそうそうないものです。 






体と心の総合的な医療はなかなか難しいですが、お医者さんも絵描きもなんだか似ているなぁと思います。


もし、院長先生が私の絵を見たら、なんて言うか・・・と思いつつ、病院に向かいます。
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# by matsu-komichi | 2013-05-29 16:45

犬と薔薇

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天に昇って行く様な道路です。


グループ展の用事で会場に何度も足を運んでいます。



やっと来月からゆっくり出来そうです。
でも、今月はキッチリとまだやる事があり、6月に入るまでは気が抜けません。


精神的に追い込まれる期間は抜けましたが、気持ちはホッとしていても、遅れてやって来るのが体の症状です。

ストレスの代償は気持ちが落ち着いた時に、やってくると言います。

ま、落ち着いてきたので、家でゆっくり過ごして体を徐々に治そうと思います。




知っている様で、意外と知っていない事が世の中多いです。

解ったつもり、治したつもりでいても、不意に問題に出くわす事もあります。



私は記憶中枢神経が発達しているのでしょうか?

思い出すだけで、その思い出の中にある香りが鼻に蘇ったりします。

あと、音にも敏感で、ある人の声を聴くと懐かしくなったり心地良くなったり、もの凄く不快感を抱いたりします。


今日、その、もの凄く不快感を覚える人の声を聴き、イライラして、皮膚が痒くなったりしました。


なぜこんなに気持ちが荒れるのか?
理由は解っています。

その声が、記憶の奥にあるモノに触れそうになるからです。




きっと私だけではなく、いろんな人の中にこんなパブロフの犬の様な事があると思います。

これはもう私には無くてはならない友人だと思うようにしています。



自分だけの門戸をくぐった時からの友人です。

だから、自分が忙しさで我を忘れてしまったりすると、丁度良いタイミングで事が起きるのだと思います。



癒しの薬と劇薬をいつも心に持っているのだと思います。


人間の考える事より、遥か上を行く意識がいつもあり、その姿を永遠に追わなければいけなくなった事を、意識させられます。

ただ、人は皆、神様の分身の様なモノ、という事も実感し、善も悪も味わい尽くすようになっているのかもしれないのだと思います。




一つの事を信じて死ぬまでそれを守り通しても望むモノには出会えなかった事や、良いと信じ込まされて生きていた事や、最悪な状況でしか生きる事を許されなかった事など、いろいろあるものです。


でも、その配役を仰せつかり、その事に従事する事が次の命に繋がるという壮大な魂のバトンリレーが繰り広げられている事。

それがほんの少し解るようになって来ました。



時に無慈悲に見える事や悲惨な出来事があります。

生き物は恐怖の記憶を一番頭に残す、と何かで読みました。


生きる上で、必要な防御の機能なのでしょう。



良い悪いは天に任せて、出来事全てに敬意を払う事が出来るようになりたいものです。

パブロフの犬状態であっても、『それをあるがままにせよ』と歌う者がいるでしょう。




だからこそ見付けられるモノが一人一人違い、それを集め、夜空にばらまいたりしているのでしょう。


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ばらまく、という言葉の後に、薔薇。

薔薇もやはり綺麗なだけでなく、棘があるので、美しい。
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# by matsu-komichi | 2013-05-27 00:19

世界の垢

早くに目が覚めました。

昨日の夜は、グループ展のパーティーでした。
いろいろな方がいらっしゃって下さり、いろいろ自分の絵の発言をしました。


頭の回転が速い人、社会情勢に詳しい人、長年芸術に携わっている人、いろいろです。

芸術をやってる人はお喋り上手な人が多いから、もっと自分の事で話せるようになる方が良い、等を話の中で聞きました。



私は、まだまだだなぁ…と思いました。

でも、そんなしどろもどろな話しか出来ない自分ですが、いつも説明時に出てくる言葉があります。

三位一体です。

これだけを人に言うと、キリスト教ですか?とか言われるのですが、違います。


しどろもどろな接客なのですが、私はいつもこの三位一体の事を言ってしまうのです。

見えないモノと見えるものとの共存が私の絵のテーマです。

共存なんて、ない!!と思う人もいるでしょう。
でも、私はそれを意識せざるを得ない体験を幾つかして、それを絵にしたいと思うようになりました。



何度もブログで書いてますが、私の絵かき仲間には素晴らしく絵が上手な人や、難しい本を理解する人や、語学が堪能な人や、表現の根本的問題に向き合う人、いろいろ居ます。

その中で、私は一番、技術も学も無く、下手くそな絵かきです。

その私が、様々な能力を持つ絵かきさんの中に居る事が不思議でたまりません。



絵の仕事が立て続けに来てはいるものの、それは周りの人にいつも仕事を与えられている訳ではなく、いつも自分で仕事にありつけるような場所や人の下に足を運んでいて、自分には相応しくないような事でも何故か足を運ばせているのです。

まるで、パリコレに出る為ウォーキングの練習をする場所を毎回変えているような感じです。


自分の意識としては、あまり人前に出たくないのに、足は勝手に嫌でも人に会う場所へ行くのです。



作品を発表出来る場所があって良いね、とか、運が良いね、とか喉まで出かかっている人によく出会いますが、降って沸いた話は1つもなく、へっぴり腰なのにハワイの海に波乗りに挑戦しているような感じなのです。

頭では『嫌だ…』と言っているのに、

心は『Going my way』と言っているのです…!


なんとも形容し難い自分という生き物。

それを意識せざるを得ない状態です。



私は海外になんて行きたくない、日本が一番居心地良い、と思っているのに、最近は周りに海外の方が多く、昨日なんてギャラリーで講演会があったのですが、英語で偉い人がスピーチしてるし…(^_^;)


いくらなんでも、人生の修業のスピードが速すぎです。

崖から尽き落とされて、さぁそこでお前はどう出る!?

という事をされ続けていて、泥のように眠れないし。



私は今の状況に付いて行けてないのです…
でも容赦なく、問題と答案用紙が配られて来ます。

10代から精神的ストレスの山に居たのに、今は新たな山に登ろうとしてます。

10代、20代、30代、ともうずっとフルマラソンをしてきたようで、頑張れないと泣き言を最近毎晩言ってしまうのですが、下手くそな絵かきの私を駆り出してまでしないと行けない、何か切羽詰まったモノが世界にあるのかもしれないのですね。

いろんな絵かきが、いろんな側面を切り取り、キャンバスに表す事は、いろんな垢なのかもしれません。
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# by matsu-komichi | 2013-05-25 06:42

闘いの月

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やっとようやくブログを書ける状態にまでなりました。

明日はグループ展の搬入だし、まだ木版画の発送準備があります。



今日は、来週から始まるグループ展の作品の額を作りに行きました。
木にニスを塗ると、木目が浮き出てとても綺麗です。

油絵の出品作品が、ようやく今日で仕上がり、無事に明日の搬入を迎えられます。


油絵が本当に期日までに出来上がるかどうか不安で、気分が悪くなったりして、初めて胃が痛くなり薬を飲みました。

今まで、

『胃が痛くなりそうや~』

とか言ったりする事は何度かありましたが、実際に痛くなる事はなかったので、本当に胃が痛くなるものなのだと実感しました。


それまでは、いろんな事でクタクタになり、ぐっすり眠れていたのに、今まで油絵で味わった事のない極度の焦りと不安で、なかなか寝れない日が続きました。
そして清掃の仕事や、グループ展関係の集まりが続き、心の中では

『もうダメだ・・・』

と言っていました。



でも、そんな中でも油絵の渇き時間を計算して、なんとか限られた時間内で仕上げる事を頭の中でシュミレーションしていたので、今日、まさにギリギリで出来上がりました。

やりたいからと言って、いろんな事に手を出すと、やりたい事がいろいろ舞い込んでは来ますが、ただやみくもに手を出すのだけはもう止めようと決心しました。

疲れて免疫力が低下するし、肌が荒れるし、部屋はカオス状態・・・。

本当に無事に今月のグループ展が出来るか、不安で仕方ありませんでした。




ただ、一つだけ、嬉しい驚きがありました。

個展で木版画作品を購入して頂いた方の下へ電車で向かい、その帰り道、とある博物館に行き、その博物館の資料館で、私が大好きな日本画の人の作品に出会えました。

江戸時代後期の絵師 鈴木其一 (すずき きいつ) です。

その鈴木其一の作品がその資料館にあるなんて思わなかったので、びっくりしました。
何時間でも見ていたいと思いました。

木版画を購入して頂いた方に勧められてその博物館に行ったのですが、まさにビンゴ!でした。




木版画は、自宅でも出来る別な制作活動、という事で始めましたが、私は学生の頃からずっと油絵をして来たので、木版画はやはり油絵と違い、失敗の率が高く、油絵より遥かに神経がいるので、木版画をやり終えた後に油絵を描き、

『あぁ、やっぱり昔からしている油絵は肌に合う・・・』

と思いました。



大きなキャンバスの木枠を組み立て、キャンバス生地を木枠に取り付け、腕をめいっぱい動かし筆を走らせる事の気持ち良い事!

普通の人は油絵の匂いがダメだと言う人も多いですが、私は油絵の匂いがたまらなく好きです。

体には悪い匂いなのですが、この油絵の具の匂いの中に居ると、余計な事は一切考えないし、周りの人の事なんて全く考えないし、誰とも喋らなくて良いし、気を使う事無く、時間も気にせずに居られて、実に気が楽なのです。


絵を描くまでは足がすくむ程、【描く】という事が怖くなるのです。
描き始めると、描く事に集中するので、次第に怖さはなくなります。



なので、怖いけれど油絵の方が好きなのです。

私の個展で、木版画を気に入って下さる方が多数おられました。
気に入って下さった事は本当に嬉しかったのですが、正直もう木版画を立て続けに何点も作るのは私には無理です。

木版で、神経衰弱で気が変になりかけましたから。


今年の夏に、木版画のグループ展があるのですが、実はその作品を含め、去年の年末から10点作り続けて来ました。


たかが10点とお思いになられる方もいらっしゃると思いますが、木版画初心者の私は一つの作品を作りあげるのに、失敗が2、30枚になる事もあり、タイトル【A】という作品の完成品を10枚仕上げるとなると、多い時で150枚近い失敗が生まれるのです。

版画のベテランさんなら、スイスイと仕上げるのだと思いますが、やはり初めは何事も失敗は付き物で、その失敗の数が経験値となるようです。

ならば経験値を貯めれるのだから良いじゃないか!と思われる方もいらっしゃると思いますが、もう木版画をやろうという気力はゼロになりました・・・。



夏の木版画のグループ展の分はもう作ったので、思い残す事はありません。

年賀状の季節までは、もう彫刻刀は使いません。

使いたくないくらい、使い倒したという事だと自己判断いたしました。



夏はいろいろ初めての事がまたあるのですが、また思いっきり油絵が描けると思うとゾクゾクします。






とりあえず、来週から始まる展覧会にむけてラストスパートです。



ギャラリーでの国際交流グループ展なので、私一人の作品だけがあるわけではないので、作品の写真撮影はお断りさせて頂く事になると思いますが、肉眼でじっくりと絵を見て頂けたら良いなと思います。






そういえば・・・
このブログでは、私は一切、自分の本名や詳しい展覧会情報を載せていないなぁと思いました。

その為、私が何者で、何処に居て、どんな展覧会に出ているのか解らなくて混乱していらっしゃる方もおられると思います。



自分の関わった方の固有名詞も出さないし、やんわりとしか表現しないので、私と関わった人は拍子抜けされているかもしれませんね、ごめんなさい・・・。


私がこのブログを始めた時、どうしてもブログ名で行こうと思って付けた komichi pictura (コミチ ピクトゥーラ)という名前は自分でとても気に入っていて、これからもやはりこのブログではこの名前しか出さないと思います。


何故、いろいろ展覧会をするのに、その詳しい情報を載せないのか?とお思いになられる方もいらっしゃると思います。

それは、きっと、ブログを商用として使いたいのではないからだと思います。


自分で言うのも変ですが、私はとても周りの人の目や発言が気になるタイプで、落ち込みやすいタイプなので、どうにかして、自分の中のモノを開放出来ないかと思い、本名ではない名でブログを始めました。


いろんな方々が、その人のブログで私の本名を出して私の宣伝をして下さる事は本当に有り難いので、宣伝して下さって構わないのですが、私は私のブログで本名や所属しているものや参加する展覧会の詳しい事はこれからも書く事はないと思います。

必要な情報は個人的なやり取りの中で、お伝えいたします。



偽名を使ってしか本音を言えないのか!?と思われる方もいらっしゃると思いますが、どうしても思う所があり、私はこの手段を選びました。


なので、私のブログを見て下さっている方々には詳細をお伝えする事が出来なくて、申し訳ございません。




きっと、ブログ名を使っていらっしゃる方は、私の様なお気持ちの人が多いのではないかと思います。

どうしても出来ない事があり、変われば楽に成ると言われても、もがいて出来ない事など、あると思います。


自分の中のモノと人の中のモノは違っているし、何を軸にしているかで基準が変わります。



自分の色眼鏡で人や物を見ると、自分が期待していた通りに事が進まなくてイライラしたり、相手を批判してしまいがちですが、問題が生じる事には必ずその理由があるので、冷静に自分のしている事をゆっくり把握しておく必要があるなと思いました。


私の場合、ブログは本当に人に気を使う事をせず一人の呟きをして、自分を内観するものです。

悪い方に行くと、一人よがりになりますが、必要以上に生活の中で気を張り巡らしてしまう自分への気の休めどころです。


なので、本当に、詳細な事は書けなくて申し訳ありません。






夏は苦手なので、展覧会が終わったら部屋を思いっきり掃除して涼しく模様替えをして、一日中ピアノの曲などを聴いて過ごす日を持ちたいです。

長風呂をして、お日様の香りのするお布団に寝っころがり、何も夢も見ず泥のように眠りたいです。
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# by matsu-komichi | 2013-05-19 00:29

遊ぶ事

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今日は清掃の仕事の日でした。

そして、今日は出雲大社で、綺麗になったお社に出雲大社の神様がお引っ越しの日だったそうです。




朝、電車に乗り、清掃場所の近くに神社があるのを知っていましたが、いつも通り過ぎるだけなので、今日は仕事に行く前に、神社に立ち寄りました。

神社に近付くと、鳥居から続く道の真ん中に何故か猫が一匹座っていました。
ジロリと私を見て、すぐに目線をそらしました。

ほぼ鳥居の真下にトラ柄の猫が居て、門番のようだなと思いました。



お参りを済ませ、さて仕事に向かおうと鳥居をくぐるとホンワカと背中が暖かくなりました。

『なんだこりゃ』

と思いましたが、朝も早かったので、眠く、何も気にせず、仕事に向かいました。



その仕事場で仕事先の人達が、海外にモノを輸送する話をしていました。

そして、モノを作る時の手の込め方や、自分の納得行く事をする事の話をしていました。



私はここの所、自分の許容範囲を超える事を幾つかしていたり、しようとしていました。

一度に3つの事を同時進行させようとしていました。

なので、やはりトロい私には不備があり、結局一つはナシになりましたが、ナシになった途端、、ゆっくりしろ、的な言葉と共に友人からお茶が送られて来ました。


お茶を飲むと、何故不備が起きたのかとか、自分はどんな精神状態だったのか、がよく解りました。

そして、タイミングよく、とある友人のブログを開くと、目から鱗の言葉があり、何故こんなにも絶妙な連携プレーがくり広げられるのか・・・?と不思議に思いました。




敢えて手痛い道を選ばせる事や、最高の気分にさせられる事があり、予測の付かない遊びをさせられている様な気がしました。



信念を軸に置くと、それに繋がる出来事が起き、にわかに世界が変わるのです。

鏡を見ると、見慣れている自分の顔までも、いつもと違って見え、一体これから何が起きようとしているのかわからないけれど、何かが変わり、大きな歯車が動き出したような気がします。



頭に素直に思い描くと、それに繋がる1要素が自分に与えられます。

必要な情報の糸口も見つかります。

それを見付けた自分がどのようにしてゲームを終わらせるか、と楽しみに見ている見えない者も居て、私は一人で生きている気が全くしません。



三角形のバランスによって上手く出来上がったチーム編成で、言わば騎馬戦の様な感じです。





もしかしたら、私は自分の人生の中で、一番重要な忙しい時を迎えているのかもしれません。

でも、そのお陰でぐっすり眠れるので、眠りたければクタクタになるまで遊べ!という事ですね。



本当の眠りも、きっと人生を遊び抜いた者に与えられるのかもしれません。




私はそれを目指そうと思います。
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# by matsu-komichi | 2013-05-11 01:10

作品発送のお詫び

先日の京都の木版画展で、私の作品を購入して頂いた方々の発送準備を今現在しております。

購入して下さった方の順で、準備をしています。


しかしながら、購入して下さった方の額が一部、額の問屋さんから入荷待ちになっている状態で、一部の額が来月の末に入荷するとの事で、大変ご迷惑をお掛けいたします事をお詫び申し上げます。

在庫のある発注した額は、今週10日に私のもとに届き、それから発送作業をいたします。

来月末にお届けする事になってしまう方には今日こちらからご連絡させて頂き、重複いたしますが、ブログの場をお借りし、お詫び申し上げたいと思います。

私の作品を気に入って下さり、心待ちにしていらっしゃる方々、お待たせして申し訳ありません。

版のみを購入して下さった方々や、今現在私の手元にある額などは今週から発送させて頂きます。


どうぞご了承下さいませ。
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# by matsu-komichi | 2013-05-07 21:59

記憶の技

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大文字の山です。
先日の個展の搬入の時に撮ったものです。

山を見ていると、なんだか落ち着きます。

樹で出来ているのに、いろんな樹が集まって山になっている所とか、空と樹の間とか、綺麗だなぁと見惚れます。



今日も木版画作品の梱包関係の材料調達に自転車を飛ばしホームセンターへ行きました。

美容院に行っていないので、髪はボサボサです。
油絵の展示も今月末にあるので、頭の中は満杯状態です・・・。

木版画の額をゴールデンウィーク前に発注したら、今月の10日に家に発送らしく、やはり発送は遅くなります・・・、すいません(T_T)



3月、4月、5月と、なんだかものすごく忙しくて、基本的にノンビリな性格の自分としては、許容範囲を超えています。
自分で選択したのだから、自業自得なのですが、誰にも会わず、何もしゃべらず、川沿いの公園などでずっとボンヤリしていたいような衝動にかられます。

ま、まだ好きな事だから良いのですし、このようにブログに書けるので助かっています。






頭がいっぱいになると、私は現実を逃避したいのかなんなのか知りませんが、記憶に残る歌や音楽が頭に流れ出します。

今、流れているのは子供の頃によく見ていたハウス食品世界名作劇場の歌です。



世界名作劇場というのは、日曜日の夜に放送されていたアニメです。
世界の名作をアニメにして、子供でも良く解るものにされていた素晴らしいアニメでした。

【小公女セーラ】や【あしながおじさん】など有名です。


その名作の中で、名犬ラッシーというアニメがあり、そのエンディング曲がこないだからずっと頭に流れています。
タイトルを忘れたので、ネット検索すると解りました。 

【少年の丘】というタイトルでした。


私はアニメソング好きという訳ではないのですが、この世界名作劇場のアニメや歌はとても手が込んでいて、宮崎駿アニメ並みのクオリティでした。

時には涙を誘い、時には笑い、そのシメを歌で感じる。
といった具合でした。



その 【少年の丘】 という曲が頭から離れません。

まだ見ぬ人や街が少年を待っている。
いつか夢を探しに行こうと約束した。

という歌詞です。


動画の貼り付け機能が未だに解らないので、気になる方はどうぞ検索して聴いてみて下さい。

The子供の歌、なのですが、何故か感動します。


子供の頃に誰かと約束した事や、いつか大人になったら掴みたいモノ。
それが歌に美しく表れています。

遠い遠い過去に、どうしても叶えたかった事や、会いたかった人に会えずにいた事。
覚えてる筈が無い事なのに、魂の中に刻まれている事があり、ある事を成し遂げる為にリベンジしに来たような、そんな事を思います。


私は何故だか解らないですが、出会った時に

『ああ、この人に会いたかった・・・!この人の事を知らないといけない・・・!』

と思った事が学生の頃にありました。


記憶が働き、頭で考えるより先に感じました。




そして、最近では、

『ああ、こういう事をしてみたかった・・・!』

という気持ちになる事が多く、何故それがしたいのかは解らないですが、それをしなくてはいけない事が予め決まっていたかのような感じです。



頭では解らないけれど、心が反応するとでも言いましょうか。

夢でキーワードを拾ったり、電車の窓からの景色に促されたりする時もあります。



急に記憶の中にある歌が流れ、思い出そうとする過去があったり。

不思議です。





最悪だと思う状況でもここは楽園なのだと言う事や、頭ではなく心が求めるモノがあると言う事。

どうしても避けてしまう事や、どうしても出来ない事があるという事。


反発したり、文句を言ったりして、一人になる事もありますが、子供の頃に感じた事や記憶の奥にあるモノは誰にも譲れません。




それがなんなのか、よく解らないですが、心に誓った事が昔むか~しにあった様な気がします。

その誓った事の通りに、今、自分の側に人が居て、モノがあるのだと思います。
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# by matsu-komichi | 2013-05-04 23:56

五月の色

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ゴールデンウィーク真っ最中です。

しかし、私は今年もお出かけの予定ナシ…(T_T)



何故かと言うと、つい先日の個展で私の作品を購入して下さった方への作品発送作業などが山積み、という事と、今月末に大阪でまた油絵の展示(グループ展)があるので、その作品作りにまたまた頭がこんがらがってきました・・・(ToT)

嬉しい悲鳴ではありますが、作品を購入して下さった方達の発送作業が少し遅れますので、申し訳ありません・・・。

作品を搬出する日に、展示場所を提供して下さった方と妹さんに、一番最初に作品を購入して頂いたので、皆さんより一足早く作品をお渡ししました。



その後、展示場所を提供して下さった方に、何枚かの作品と共に、電車の駅まで送って頂きました。

とても天気が良かったので、川沿いを荷物と共に歩く事にしました。
荷物をカートに載せたので、運びは楽々です。



左に川を見て、右には木々の下で寛ぐ人達がちらほら見えました。

大文字の山がくっきり見え、色とりどりの緑が稜線を繋いでいました。

岩かと思ったら、大きなカメの形の石が川に何個も置いてあり、荷物を持っていなかったらあの亀石の上で座禅を組んでみたいと思いました。
きっと浦島太郎みたいな気分になるでしょう。



川面が銀の布の様に滑らかに動き、一つの大きな生き物の鼓動の様でした。

龍神様の通り道なのだと思いました。


龍神様の側で、黄色い花や緑の草が生い茂り、凛々しい鳥の足が楽譜の音符の様でした。

空にも鳥が居て、音楽の指揮棒の様にリズムを刻んでいました。




私の住む地域にはこんな綺麗な川はないですが、やはり川の側はいつも人がノンビリ過ごしています。

心が安らぐ場所は、行楽地に出向かなくても自分の側にあり、濁った川でも夕暮れ時の頃には銀色になります。



川や龍神様の事を書いてしまいましたが、今月末に参加するグループ展は水にまつわるモノがテーマの展覧会です。



『またグループ展か!!』

と同業者や先生達には言われそうですが、いろんな人達と一つの事をする事も良いモノです。

自分の出来る範囲の事を私は一生懸命しているので、私の絵を見たいと思って下さる方が見に来て下されば、満足なのです。


先日の個展では、京都の西賀茂に、関東や広島など、遠方からのお客様もいらっしゃいました。

3日間で48名の方がお見えになりました。


全く私を知らないのに、ブログを見ておいで下さった方などいらして、本当に嬉しかったです。






作品を購入して下さった方々には、作品をお届けするのが遅くなってしまうので申し訳ありません。

良い状態で作品をお届けいたしますので、暫くお待ち下さいね。
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# by matsu-komichi | 2013-05-03 09:49

京の町と絵

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四月の最後の日となりました。


と言う事は・・・・・無事、個展が終えたという事です。

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上の写真は、搬入の時に撮った写真です。

展示場所を提供して下さった方と、このポンプのある駅で待ち合わせをして、車で展示場所まで送って頂きました。


とても穏やかな搬入の日で、川沿いのベンチで待ち合わせ時間まで日向ぼっこしていました。







昨日、無事に個展が終わりました。


予想以上のお客さんと、お天気に恵まれ、とても良い時間を過ごせました。




西賀茂の春陽荘というアパートの一室に Mont Bateau がありました。

昭和の雰囲気の建物です。


夢を描いている画家や音楽家や小説家が、神田川の近くの風呂屋に通ってそうな、建物です。



その建物の声を聞いて、そこでお仕事をされているタロット占い師さんの仕事場でした。




私の友人達は皆

『この建物、面白い!!』

『かわいい!!』

とか口ぐちに言っていました。


私が感じた事をやはり感じてくれたと思いました。
(さすが絵描きの友人達だと思いました。)



神田川の世界の様な和室の部屋に私の木版画が飾られ、木版画達は3日間、そこに滞在しました。


その版画達を見に来てくれたお客さんは

『部屋全体がオーケストラのようで、それに取り囲まれて部屋から出にくいわ~』

とか、

『この中のこの一点がとても気になる!』

と感想を沢山言って下さりました。




中でも、驚いたのは、普段、銅版画をしている友人が私の作品の中の一つを気に入ってくれた事でした。

同業者は一番目がシビアなのです。


その同業者が『いいね』と言ってくれた事に驚きました。





一日目、友人からお花が届き、タロット占い師の方とそのご家族の方は展示場所を綺麗に整えお花を飾って下さったり玄関先で炊くお香を買ってきて下さり、私の個展がこのMont Bateauである事を示す張り紙を作って下さり、周辺の地図や見どころを示す絵と文字を展示して下さって、本当に良くして頂きました。

京都の京都弁も心地良く、部屋の窓からは新緑の山が見え、なんだか雅な祭りの香りがする風が吹いていました。


現代の京都の町なのに、タイムスリップして江戸時代の人が町を和服で歩いているような、そんな景色が窓から見えました。


その時代の服装で、薬屋さんのおかみさんが建物の電灯に頭をぶつけたり、オランダ医学者の弟子のような袴に白い服を来た人が表れて私の絵を眺めていたり、長崎の出島に着いた牧師さんがご夫婦で花を持っていらしたり、なんとも不思議な光景が私の頭の中にのみ現れては消え、現れては消え、としていました。


町と人が今と昔と重なって見え、一つの絵巻物のようでした。

個展を開いてる側の人間なのに、個展会場に向かう道々での光景がいつもそんな風に見え、個展をしている意識などどっかに飛んでなくなっていました。



京都は、そんな昔の思いを色濃く残す所なのだと思いました。

と、同時に、京都は想いを残してしまった人の思いが集まる所なのではないかと思いました。



どうしても外国の医学を学びたかった青年やキリスト教を学びたかった少女が、無理やりその夢を断たれてしまったような思いや、旦那や父親を戦で失った女の人の思いや戦で親を亡くした子供の思いや、陰陽師のまじないなど、今もこの現代の中に生きている様な気がする、京都だと思いました。

京都に観光に来ているらしい外国の方々も、まるで昔、ここで同じ釜の飯を食べていたような、ちょんまげを付けて町を闊歩していたような方も居ました。

バス停でベンチに座っていたら、燐に座った男の方の横顔はどう見てもイタリアのナポリあたりに住んでいる船乗のおじいさんみたいな日本の方でした。

なんとも不思議な、目に映る光景でした。



そんな京都に通い、個展が出来た事がたまらなく嬉しくて、面白くて、私はさらに頭の中がクリアになりました。


私の個展に足を運んで下さった方達は殆ど、リベンジ人生を歩んでいるか、または歩こうとしている人でした。

私自身がそんな状態なので、やはり来て下さる方もそうなのだなと思いました。




私は自分のこういう空想か妄想のような性質を幼い頃から持っています。

音楽を聴くと音の情景が浮かんだり、小学生の頃は不協和音の音楽を聴くと恐ろしい不安を感じて泣いたりしていました。




美術の道に行く事になって、いろんな人に迷惑をかけ進学しました。

未だに解決されていない寝深い問題もあります。


なので、ずっとずっと自分が絵を描いて行く事は呪われている事なのだと思っていました。




でも、そんな私の絵を待っていてくれた人が居て、私に絵の場所を提供してくれる人が居て、絵を求めている人がいろんな所にいるのだと言う事がわかりました。


私は人の為には絵を描きません。

自分の心が動く事だけしか、描きません。


だから、人に受け入れられないと心の奥では思っていました。




でも、違いました。

自分の分身がいろんな所に居て、みんな自分と同じようなものを持っていました。





絵描きはまだまだ五万と世の中に居ます。

私の絵描きの友人も何人か居て、絵描きはヘンテコな主義主張をして、ヘンテコな絵を描きます。

でも、そのヘンテコな所にうまく噛み合う人も世の中に沢山居ます。



だから、私は世の中の人がみんな休みの日は何処かの絵や音楽や建物や立体物を見に行ったりすればいいのになぁと思います。



私の友人にはとても良い面白い絵を描く人がいろいろ居ます。

友人単位でこんな感じなのだから、世界単位にするとどれだけ居るのでしょう!

パリの街では第何週目かの日曜は美術館がタダらしいです。

利益重視の目線からするとあり得ない話ですが、粋な事をするなぁと思います。




いつか、私はパリやインドでも個展を開きたいです。

日本でも、大きな展示場所で、人が100人来ても大丈夫な感じの建物で大きな絵を沢山展示出来るような絵描きになりたいです。

そして、誰もが自分で自分の心を観れるような世界になればいいなぁと思います。




一番上のポンプの写真は地下から水をくみ上げるものです。動くかどうかは解らないですが・・・。

自分でくみ上げて自分で水質調査が出来る様な、そんなモノを誰もが持っていると思いました。






今日はかなりヘンテコな文章になりましたが、文の締めくくりに私の今回の作品を少し紹介します。

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【一杯の救い】です。

一杯のコーヒーやお茶で、あぁ、救われた・・・という作品です。


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【弦の花】です。

あの世の人の思いが、三線の音色と共に色鮮やかな花に変わる、という作品です。




これらを含め、11点の木版画を展示しました。

まだまだ技術も伴わない下手くそな絵ですが、展示期間ギリギリまで一生懸命作りました。




そんな私の個展に足を運んで下さった方々に心よりお礼申し上げます。

遠い所、お忙しい所、時間を割いて来て下さり、本当にありがとうございました。

そして、私に展示場所を提供して下さった方とご家族の方達の優しく暖かい心を忘れません。



ありがとうございました。
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# by matsu-komichi | 2013-04-30 13:42

一日目

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今日は個展初日でした。

(初日と書くと劇団のロングラン公演みたいな感じですが、ロングランではありません。)



今日はとても天気がよく、気持ちのいい空気に京都中が満たされているようでした。

北大路からバスで西賀茂まで行くのですが、その道の街路樹の若葉の美しい事!

私は個展ではなく、何処かへ遠足に向かっているような感じで、ワクワクとしながらバスからの景色を楽しみました。



午前中に、一番乗りで来て下さった方がいらっしゃって、時間になるまで展示場所の前でお待ち頂いていたみたいで、嬉しさと申し訳なさが溢れました。

外にいらっしゃる事に気付いていたらお待たせする事もなかったのに・・・と反省しました。


それから、いろんな方がお越し下さり、私の絵と対話して下さりました。

そのお客様の姿を後ろから見ていると嬉しくて泣きそうになりました。



私の地元の方もご夫婦でいらっしゃって、絵を見て下さいました。

小学校から仲良くしている先生も来て下さいました。

以前グループ展をした時に知り合った方も来て下さいました。

一度展示場所から帰られて、また作品が気になり引っ返して来られた方もいらっしゃいました。

タロット占いの方のお知り合いの方も何人か私の絵をじっくり見て下さり、それぞれの方がそれぞれのご感想を下さいました。


本当にありがとうございました。


もう一日目で胸がいっぱいになり、涙が出そうになるのをこらえました。






私は、絵を選んで本当に良かったと思いました。



そして、気付く事も多々ありました。


自分は人にチヤホヤされると、逃げたくなる気質なのだと言う事がわかりました。

山下清の気持ちが今は少しわかります。



自信があり、才能があり、運があり、といろんな事がある作家さんはいろいろいます。

何故?私が今も絵を描いているのか?
絵が素晴らしく上手な友人は絵を止め、何故ちゃらんぽらんな私が今も絵を描いているのか?




私は情熱家でもなく、批評家でもなく、ごく普通の人間です。

ただ一つ、あるのは魔物の様な怪物美術の道を行くという事です。

モノを見る事に関しても人に負けないくらいバカ野郎的な部分があります。

それが全て自分を自分で治療する事に繋がり、縁が広がって行きます。





そんな事を考えながら帰宅し、今日もらったらお土産を食べていました。


なんと・・・・・そのお菓子のパッケージが・・・・・・



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木でした。

またまた綺麗さに惚れました。

シンクロ、リンク、です。




さて、また明日も頑張ります(^O^)/
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# by matsu-komichi | 2013-04-27 23:46

前日の思い

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やっと今日、木版画の個展の搬入が終わりました。
またまた、心の叫びを書きました。(笑)





京都の西賀茂にある二階建てアパートの一室をお借りし、明日から三日間の展示をさせて頂きます。

まず、DMの地図を見て、春陽荘の前に来られたら、展示場所へ続くドアがあります。
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ドアが開いているので、そこから二階へ続く階段があります。

靴を脱いでおあがり下さい。
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階段を上がると、すぐ左の和室が展示場所となっています。
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作品数は11点。

どの作品もA4サイズくらいのものです。



新作はなかなか上手く出来上がらず、おとといの夜まで制作していました。

でも、なんとか仕上げられて、今はなんとも言えない解放感でいっぱいです。



友人知人の応援や、ブログを通して私の個展を知った方の応援を、ひしひしと感じました。

この場所を提供して下さった方やそのご家族の方にも沢山応援して頂き、展示場所での搬入作業も手伝って頂き、とてもスムーズに準備が出来ました。

ほんとうにありがとうございました。



DMの船、正にそれと同じです。

いろんな人の力や思いが一つの事を運ぶ風になる。

私の絵を展示する事が目的ではなく、何か大きな存在の意志があり、何か動かなかったモノを皆で動かして行く為に今回の企画が成り立っているようで、大きな駒を一つ進ませたような気がします。


傷付いた事、記憶に残る悲惨な状況、無くしたもの、見付けたいもの。
それらには意志があり、私達が進んで拭ったり掴み取る事を望んでいる様な気がします。


結果を見ただけで、その状態を判断せず、結果に至るまでに一人の人物が何を飲み込み何を感じて生きて来たのか、そういうものも掴める時が来るのだと私は思います。


そんな見えない黒幕と対面する時が来ると思います。


見えない大きな黒幕の姿を、いろんな人の力を借りていろんな人が見付けて行くのだと思います。





話はそれましたが、明日からの個展、3日間とも私は在廊していますので、ゴールデンウィークは何も予定はないなぁという人は是非お越しくださいませ。

初めての個展なので、不慣れな所がいろいろありご迷惑をおかけしてしまう事もあると思いますが、精一杯の事をさせて頂こうと思います。


いろんな方の暖かい心で、展示が出来る事になった事を心から感謝しています。

ゆったりと、のんびりした時間を味わって頂けたら幸いです。

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さて!!

ひとっ風呂浴びて、明日に備える事にします(^O^)/
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# by matsu-komichi | 2013-04-26 21:05

時迫る

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とうとう今週の土曜日から始まってしまいます・・・・・・。

初めてのおつかい!


ではなく、初めての個展!!!




未だ、作品は仕上がっておらず・・・・・。
またもやパソコンポチポチ打っている暇はないのですが、打ってしまうこの性格・・・。




まだ油絵でなくて良かった・・・!!(油絵なら乾く時間を計算しないといけないからです。)

でも、木版でも計算外に大幅に制作が追いついていません。

以外に、油絵より木版は神経使うので、木版をしようとすると拒否反応が出て、逃げたくなります。
(普段、油絵でどんだけ好き勝手に描いているかが明らかになります。)





なので、ここは気合を紙に示そうと思います。




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紙に書くと少し気持ちが改まります。


静かに私を見守っていてくれる人が沢山いるので、山をなんとか乗り切ります!!







どーなるドナルド!レオナルド!



サッパリ解らない予測できない準備の一週間となりそうです。

ファイト!!!私!!!
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# by matsu-komichi | 2013-04-21 21:51

陶器と塔

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今朝の地震はすごかったです。

私は地震が起きる数分前に布団に入りながら目覚めていました。
頭痛がしたので、起き上がるのも億劫だと思っていたら、突然グラグラしました。

阪神大震災の時も、何故か数分前に目が覚めて、布団の中でぼんやりしていたら、地震が起きました。

その時とほぼ同じシチュエーションだったので、頭が混乱して、逃げる事より寝ながら布団近くにある油絵の木枠を抑えていました。


時間的には数秒でしたが、かなり長く揺れを感じました。

幸い私の住んでいる所は何も被害はなく、無事でしたが、震源地の淡路島では地割れ箇所があったみたいで、大きな揺れだったのだと驚きました。


落ち着いた頃に一階に下りて両親と話すと、なんだか水道の出が悪いだけで後は何も被害はなく、ほっとしました。



そして私はもの凄く眠くなり、二度寝しました。

朝9時半頃に起きて、今日はある所へ出掛ける予定があったので、支度をし、出かけました。



知り合いの広島の陶芸家さんが大阪で陶器市に作品を出しているとの事で、案内をもらい、今日しか行く日が無かったので、行って来ました。

毎年、私の近所の公園で陶器市があるのですが、今年は私の近所ではないらしく、電車に乗ってその陶器市に向かいました。







その場所とは・・・・・・





なんと・・・・・・!!




私のパワースポットではありませんか?!




ででーん!!

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太陽の塔、万博記念公園でした!!




私は気分が落ち込むと昔からここへ来て、元気をもらっていたのです。
大学生の時、五月病になり即ここへ来たら気分が一変して元気になりました。



最近、制作やらすべき事柄が超過密スケジュールで、テンテコマイな私にとって、ここはオアシスでした。

近寄ってみるとめちゃくちゃデカイ!!
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べラボーなものを作ると意図して作られた岡本太郎さんのべラボーな意志が今もここにあります。


塔の後ろ側の部分にはこんな感じ。
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何かは解らないけれど、スゴイ!!と言ってこの塔の前で写真を撮る人達が沢山いました。

べラボーなモノだけど、周りの樹と見事に呼応していました。
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万国博覧会が行われる前、岡本太郎さんの下に万博のメインになる建造物の依頼が来た時、万博のテーマ【進歩と調和】について万博側の関係者に聞かれた彼はこう言ったそうです。

『人類は進歩なんてしていない!』

と言って、人間側から見ただけの進歩をあざ笑うかのようなべラボーなモノを提示しよう!!と思い、塔が出来たといいます。



無目的に宇宙に向かって爆発するモノです。

爆発は、爆弾みたいに強烈な音や爆風や被害を与えるものではなく、無音で、精神の中から宇宙に向かって行くエネルギーの様なモノです。

現代人の即物的な考えより、古代人の人と自然や宇宙との関わり合いの方がより生き物として充実した日々を送っていたであろうという様な考えだったように思います。



ま、またここで、私の岡本太郎好きを披露しても仕方ないので、ここらへんで止めますが。





とにかく、大学生の頃からよく来ていた場所に来て、また元気をもらいました。




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万博記念公園の中にはこんな、森のような場所にベンチがありました。

ここでしばらく休憩し、帰って来ました。



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まるく剪定された木々も塔に呼応している様に見えて仕方ありませんでした。



自分にとっての一番の場所はいくつになっても特別ですね。


すべき事にまた集中できそうです。



陶芸家さんの陶器もあいかわらず軽快で植物の様だったし、三位一体の話や絵の話や民芸論とかも話せて、今日出向く事が出来て本当に良かったです。




葉桜になりつつありますが、万博公園散歩、おススメですよ。
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# by matsu-komichi | 2013-04-13 19:46

街の散歩

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ポカポカ陽気から一変して、寒い風が吹く4月となりました。

前にも書きましたが、私はいろんな事が重なり忙し過ぎると、全く別な事がしたくなります。
このブログもそんな役割を担っています。

いわゆる気分転換というものです。





そして、気分転換によく行くのが近所のホームセンターです。

学校を出てすぐの時にしていたバイト先で、年下の男の子にある質問をされたのを思い出しました。




『○○さん、よく行くショップとか雑貨屋とかありますか?』

と、長身のイケメン男子に聞かれ、私は普通に

私:『え、ああ、よく行くショップや雑貨屋さん・・・・・コーナンかな。』

イケメン:『ええ!!まじっすか!?コーナンって○○さんの中ではショップや雑貨屋のカテゴリーなんすか!?』

私:『はい。そうですけど・・・・・・。』

イケメン:『俺、フランフランとかアフタヌーンティーとかかなと思ってたっすよ・・・・・』

私:『へー・・・。』



という会話をした事がありました。

イケメン男子に質問されても、微動だにしない、ホームセンター好きです。



最近、いろいろ用事でホームセンターに行く機会があり、そんな事を思い出したのです。



ホームセンターに行くと、なんでも作れそうな気持ちになって来るのです。

工具売り場とかの工具も使いこなしてみたい、とか、材木売り場で木の反り具合を眺めたり、木目の付き方を見たりするのがたまらなく好きなのです。


ふと、店内を見渡すと、私と同じようなオジサマ達がポツリポツリといて、そのオジサマ達はとてもリラックスしていて自由な感じで、どの方もホームセンターでノビノビとしているのです。

普段、家では粗大ゴミ扱いをされて肩身の狭い思いをされているであろうオジサマも、得意げに部品を物色しているように見え、ホームセンターという所はオジサマにとってお風呂屋さんの次に心を開放できる場所なのかもしれないといつも思っています。



そんなオジサマ達の存在を感じつつ、私は私でホームセンターを楽しむのです。


人と関わるのが好きですが、その逆、人と一切喋らず、何かを観察するという事も好きなので、本当にホームセンターは持って来いの場所なのです。

お金のかからない、街中にあるお散歩コースと言った所でしょうか。


そんな所でお散歩していると実に気分が良く、気分が良いと良い知らせが舞い込んだり良いアイデアが浮かぶので、なおよろし、といった感じです。





いつか、自分用の工具一式を揃えたり、大工道具を腰ベルトに装着させて小屋でも建ててみたいです。
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# by matsu-komichi | 2013-04-11 18:11

胸に迫る

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昨日と今日は雨風の強い日でした。




昨日の土曜日は、私の参加しているグループ展のメンバーの方の個展を見に行きました。

私の難しく考える頭を笑ってしまえるような、心が何故か軽くなる作品が沢山ありました。
とても良い個展でした。



そして、今日はイベントの日でした。


私は初めて【人の印象を描く】という事に挑戦しました。

今朝はその事で緊張して朝ごはんが喉を通らず、目覚ましのコーヒーのみで京都に向かいました。


限定10名の方の印象を絵にする、という企画でした。

沢山の方がいらっしゃっていて、私はただただ一つ一つの事に徹しました。


私の企画を受けて下さる方が、私の前に座るのですが、受けて下さる方の思いがフワフワの真綿の様な好奇心や素直な表情で、受けて下さる方々に私は癒されました。



そして、そのイベントが終わり、次に向かったのはまたまた同じグループ展に出品している方の個展でした。

その方の版画で、植物を描いたモノがあり、魅入ってしまいました。



土曜、日曜、と胸がいっぱいになる事が立て続けにありとても有意義で、クタクタで、なんとも心地良いのです。

どう言えば良いか解らないくらい、空っぽだった所が優しいもので満たされた感じです。


タイミングが合わなくても、嵐が吹き荒れても、雨が花を散らしても、良いと思える感覚です。




本当に胸がいっぱいです。





とりあえず、感動が冷めない内にと思い、書いて見ました。
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# by matsu-komichi | 2013-04-07 22:57

船の版

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今度、木版画の個展をするDMです。

まだ、友人知人全てにDMを配り終えていないです・・・。




これは以前、ブログにも紹介しましたが菱垣廻船という船をモチーフにしました。

何故かというと、個展をする場所が Mont Bateau という名前のある場所だからです。


京都の船山(五山の送り火の一つ)が見える場所で、そこで木版画展をすると決まった時から船の木版を作ろうと思っていました。


でも、港には最近の船ばかりで、どうも自分のイメージした船ではありませんでした。

私の頭には昔の日本の船のイメージが浮かび、そんな船が是非見たいと思いました。



そんな時、和船の帆かけ船というキーワードがポンと浮かび、それをネット検索すると、菱垣廻船に辿り着きました。



でも、ネットで見る船は真実味がないので、何処か船の博物館はないのか??と探し、とある博物館に行く事になりました。



そこで見た和船を木版用にやや省略してはいますが仕上げました。




この船は、江戸と大坂間を行き来していたらしく、とても大きな貨物船でした。

沢山の人が船を動かす原動力になっていました。


船大工さん達が木を切り削り船の形にして、船員さん達がありとあらゆる場所に配置され、船の航路を示す灯台の灯りが陸にどっしり構え、羅針盤などで船の進む方角を調べながら、航海するのです。


酷い嵐の時は、積み荷を海に投げ、船のバランスを取り航海の安全を心掛けていたのです。


大きな帆布は約200畳分の面積で、上手く風を読み大きな船を動かしていたのです。

その説明を博物館で聞いただけで泣けてきました。



一つのものが動く時は、どれだけの力が働いているのか・・・?!と。


航海の無事を祈る人の思いや、船の造船に関わった数多くの人達の思いが一つの船を動かしていると感じました。




私の個展も、正にそんな感じです。

いろんな人の思いがあり、一つの行動へと至ったのです。




『油絵をやって来たのに、何故いきなり木版で個展??』

とか言う人や

『え?!個展期間3日間だけ?!』

と言う人や、もっと中心部の名のあるギャラリーで何故しないの?と言わんばかりに首をかしげる人、いろいろ出会いました。



でも、私は本当に個展が出来る身分ではなかったので、何年も先の事だと諦めていました。


なので、話は以前のブログと重複しますが、タロット占い師さんが

『私の仕事場で良ければ・・・』

と仰って下さり、ものすごく嬉しかったのです。



正直、絵の友人や私のDMを見て下さる人に場所の説明をすると、大抵の人が

『大丈夫なのか?!』

という顔をされます。



いろいろマスコミなどではいろんな出来事があるので、余計気になるんでしょうね。

でも、タロットも絵から情報を読み取るし、普段絵描きがインスピレーションや理性でもって情報を整理している様に、私に場所を提供して下さった方も五感や第六感をフルに使い真剣にカードに向き合っているのです。

ただそれだけの事なのです。



世間には偏見や思いこみが沢山あるし、のめり込んだら怖いとか言う意見もありますが、のめり込んだら怖いものなんてこの世に腐るほどあります。


お酒、タバコ、ギャンブル、異性、・・・・などなど。



そんな世の中に居るけれど普通に生活しているのだから、怖い事なんて何もないのだと私は思います。

なんと言っても、私の親の故郷には普通にシャーマン的な人が居ましたしね。




とにかく、与えて下さったとても有り難い機会なのです。

私にとっては宝くじに当るより嬉しい事でした。

美術の評論家や偉い先生や同世代の絵を志す人達が何を言っても構わないのです。


何処で作品を発表しても恥ずかしくない作品を追求するのみ、ただこれだけです。



いろんなグループ展に作品を出品するようになってようやくそれが解りました。


そういう強い意志で作品を作り展示をすると、必ず見てくれる人は居るという事も解りました。





ストレスで、片方の目が失明するかもしれないという病気にかかり、一生病気と付き合って行く事になった事で、本当に自分は何の為に生まれて来たのかと思いました。

と同時に目には見えないモノの存在をうっすら感じる性質も相まって、何故自分はこんななのだ!と。


片方の目が元気なんだから、目が見えなくなる訳ではないじゃないか!!と言われるかもしれませんが、怖いものです。



だから自分の出来る事を精一杯の力でやって見ようと思うのです。

思いっきり自分に向き合わないと、世界の尻尾は永遠に見れないのだと思います。




でも、その自分を支えてくれている人や物事も見えないけれど沢山あって、自分を動かしているのだという思い、それがDMの絵になりました。



気になる事にはとことん関わり、足を運び、自分から頭を下げて、また動いて、怒って泣いて笑って、そんな事に熱くなり静かになる自分が居るのです。





木版画展、頑張ります!!


そして、近い内に絶対、油絵の個展をしたいです。

大きな場所で、大きな作品をドカンを並べたいです。
(もう既に何処で油絵の個展をするかは決めています。いつするかは未定ですが・・・。)





京都・西賀茂、Mont Bateau 4/27,28,29
11:30~17:30(最終日17:00)


木版画どすえ~。  

おこしやす。
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# by matsu-komichi | 2013-04-06 20:35

春の嵐

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今日は暑いくらいの天気でした。

明日と明後日は雨風がスゴイらしいですね・・・嵐だとか・・。

雨風の後は桜の花弁の絨毯でしょうね。



上の写真の樹は、確か リュウキュウマツ だった気がします。

気肌は迷彩服みたいです。
雨に濡れて、迷彩柄が更に複雑な模様になっていて、綺麗でした。



私は、友人や知人の人にいろいろ自分の展覧会やイベントの告知をして頂いているのに、あまり自分のブログではハッキリとした告知はしていないなぁと今日思いました。(今頃!)

しかし、なんだか自分はブログでは日々の事をつらつらと書くのが好きなので、自分の事の告知するのはあまり興味がないのだと思います。


きっと、

『絵を描いている人なのに、絵なんて殆ど載せてないじゃないか!?樹ばかりじゃないか!?つまらねー!』

とこのブログを読んでしまった人は思っている事でしょう。



こういう所がきっとあまのじゃくなのだと思います。

絵をやっているのに、絵をあまり見せたくない、みたいな感覚になる時があります。



人が好きなのに、人にものすごく会いたくない時もあります。

だから、絵描きだから展覧会とかになるといろんな人に会って話さないといけないと思うと、逃げたくなるのです。


この二面性は魚座ならではな気がします。





絵描きがメインではなく、絵がメインになってくれればいいのです。




こないだも、どうすれば絵がメインになるかな?と考え、作品に仮額を付ける為にホームセンターに木を買いに行きました。

ニスコーナーで、ニスも買いました。



家でノコギリを使いササッと仮額を作りました。

キャンバスの横に付ける木(仮額)の雰囲気は展示会場に合うように作ります。

展示会場の床がやや暗めの茶色だったので、ニスはオールナットを使いました。



ニスは3,4回塗り重ねます。

塗り重ねる度に良い感じに木目が浮かびあがります。

誰とも喋らず、木にニスを塗っている瞬間がたまらなく好きです。
木がどんどん美しくなり、ニスの光沢の輝きが増すのです。


木にとっては、そのままにしておいてくれよ!的なものかもしれませんが、人にとっては木に細工を施し完成品にする事がたまらなく楽しいのです。



しかし、最終的にキャンバスに木を取り付けると、必ずどこかが1ミリ狂っています・・・。

たかが1ミリ、されど1ミリです。

私が大工見習いだったら、棟梁さんに毎回

『ばかやろー!!』

と怒鳴られているでしょう。
(私の棟梁さんのイメージは何故かいつも江戸っ子の宮大工です・・・。)



油絵を展示会場に馴染ませる為に、毎回1ミリの壁にぶつかります。



でも、絵を描く事に匹敵するくらい、額取り付けや、梱包作業は楽しいのです。


綺麗に梱包できた時の嬉しさや、上手く壁に釘が打てた時の達成感はたまりません。




でも、調子にのってトンカチで左手親指をガツンと打ち、5ミリ程度の血豆が出来ました。

でも、

『なるほど、血豆は豆のようにまあるく血の塊が出来るから血豆って言うんや!!まあるい形が面白い!』

と、血豆の痛さより、形状に感動しました。




日々、そんな事を私は思っています。


どうでも良い事をつらつらと書く事に喜びを感じています。

いや、他人から見たらどうでも良い事ですが、私にとっては重要な出来事達です。




コアラに似ていると昔友人が言った通り、自分は本当にノンビリしています。

よく

『地方出身の方ですか?』

とも言われ、こないだは山形の人に間違われました。


そんな自分がスケジュールに追われるなんて思いもしませんでしたが、追われる春となりました。




気分転換にお花見でお酒を飲んだら、もの凄くダルく眠くなり、友人にそれは歳のせいだみたいな事を言われましたが、歳ではないのだと自分では解っています。

頭の中が常にフル回転しているので、お酒を飲むと体は正直になるのです。

その証拠に花見の後、約1時間ほど寝たら超スッキリ頭になっていました。



ぼんやりして仕事先では花瓶を割るし、トイレブラシは折るし・・・。

終始頭を使うと、頭は使いたくないという信号を発し、結果ぼんやりを決め込むのですね・・・。



上手く出来ているものです。






コアラな自分が何故、社交的に成らざるを得ない分野に居るのかが解りませんが、なんとかこの春を乗り切ってみたいです。
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# by matsu-komichi | 2013-04-06 00:52

春模様

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桜の季節です。

桜の花が満開で街は桜がメインになっていますが、隠れた所にもお花がありました。


こういう模様的なものに萌えっとなる自分。



模様はやはり、見えないものと見えるもののハーモニーです。

・・・と訳のわからない持論を言っても仕方ありませんね。




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川沿いの道に桜が満開でした。

でも人が多かったのでこんなアングルの写真しか撮れませんでした。




週末、あるイベントに参加しました。


もの凄く急に参加が決まったので、全てがバタバタしていて、疲れました・・・。


友人知人全てお誘いする事が出来なかったし、てんてこまいな日々でした。




しかし、そこでも不思議な出会いはあるもので、私の絵を気に入って下さった方が何人かいらっしゃって、いろいろお話しました。

ギャラリーの人、芸大出身の人、会社員の人、友人の昔ながらの友人さんに出会ったりして、とてもいろんな出会いがありました。





黒澤明監督の【7人の侍】が私は大好きなのですが、その中に出て来る 志村喬 さんという俳優さんの役柄がとても大好きです。

自分の眼力で、志村さんは7人の侍を見付け出すのです。


その志村さんの役柄には到底近付けませんが、いろんな人がイベント会場に行き交う様を見ているとその役になった様な気がしました。



なんとなくピンと来た人達に声をかけると、スマッシュヒットだったのです。

話が合い、どんどん会話が進みました。

共通点が合ったり、私の絵を気に入ってくれたりして、不思議だなぁと思いました。



でも、根が私は人見知りなので、人と会ったり話す事がかなり苦手で、もの凄くストレスが溜まりました。

そんな中、ポツリポツリと私の友人が来てくれたので、友人の顔を見た途端神経が緩み、普段の他愛もない会話で笑い転げるタチの自分に戻りました。

それで上手く行ったり、失敗したり、がいろいろありましたが、今は心地良い疲れを感じています。




初対面の人と会う事は、もの凄く自分のインスピレーションを働かせて相手を認識するものです。

なので激しい疲れが生じたのですが・・・。



まるで映画を見ている様に、いろんな役者さんが入れ替わり立ち替わり居る、といった感じでした。

侍みたいな人、パティシエみたいな人、忍者みたいな人、喜劇役者みたいな人、お坊さんみたいな人、科学者みたいな人、京都で踊りをしていたような人、地方のお城の本当に地域の人を愛していたお殿様とお姫様みたいな誠実で清潔感溢れるカップル・・・

といった感じで、受ける印象が様々で、とても面白かったのです!




よく十人十色と言いますが、正にその様な感じでした。



今週末に【人の印象を描く】というイベントをするので、その予行演習だな、こりゃ、と一人納得しました。


しかし、まだいろんなやるべき事が山積みなので、気は抜けません・・・。





グループ展ばかり去年からやっているので、

『なんでグループ展ばかり出ているんだ!個展をした方がいい!』

という意見もありますが、自分の出来る範囲での展示をやっと去年から始められる様になったので、私的には重要なステップ段階です。



でも、そんな私にも個展の機会が奇跡的に巡って来たので、今月はまた頭フル回転です。

木版画を去年から発表し出して、まだ木版に関しては卵にもなっていない状態です。

でも、考えている事はどういう作品を作っても必ず出るものなので、油絵とは雰囲気がまた違いますが与えられた場所と表現を最大限に生かそうと思います。



私を少しでも知っているという方には是非見に来て頂きたいです。


頑張ります。
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# by matsu-komichi | 2013-04-01 09:13

好き嫌い

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今ものすごく、こういう景色をぼんやり見ていたいです。


どうにもこうにも頭が付いて行かなくてついに体に不調が現れました。

某アイドルグループの一員さんも今なっているようですね。


蕁麻疹、です。


『たかが蕁麻疹で』

と以前友人に言われた事がありました。

その友人を引っぱたいてやりたいくらいの気持ちになりました。



イライラのストレスが続くと、私は体の一部に大きな蕁麻疹が出来るのです。

皮膚に異常が出来る時は、体の訴えらしいです。

酷い時は両足両腕の広範囲にわたって、どでかい蕁麻疹が出来た事もあります。

蚊に刺された時の10倍くらいのでっかい痒みがドカンと幾つも出来るのです。



ストレスで免疫力低下しているよ ! 気を付けて !

というサイン。



美術では強烈なストレスは起きないのですが、対人関係になると、私はストレスを貯めてしまうのです。



免疫力が低下すると、私の場合、皮膚症状がまず出て、それが酷くなると目に異常が現れます。

頭痛でも目に異常が来る時があります。



一番来てほしくない所に、最終的に来るのです。

蕁麻疹の後とかにやって来るので、私の場合、たかが蕁麻疹ではないのです。



警告のサイレンみたいで、怖いのです。

なるべくサイレンが来た時は落ち着くようにして、何も考えない様にすることが出来るようになりました。


でも、苦手な人や、合わない人と会わなければならない時があるので、どうしても人付き合いは付いて回ります。



そして、もう一つ苦手な事があります。

私は・・・・・・フェイスブックと、スマートフォンがどうも苦手なのです。


最近、フェイスブック無しではやり辛い場面が多々ありました。

私はフェイスブックもツイッターもしていません。



みんな便利だと言うのですが、文明の利器がものすごく嫌いになる時があり、これはもうあまのじゃくなだけかもしれませんが、本当に好きではないのです。

私の持っている携帯は、スマートフォンのようでスマートフォンでない機種です。
完璧にスマートフォンだと嫌だと思ったからです。



私だけやっていないと、みんなに足手まといと思われているんだと思いますが、自分が気を許した人でないと自分の手の内は見せれないし、そんなに何人もの人と同時に繋がれないと思ってしまうのです。



アナログ人間です。

メールを打つより、手紙が好きだし、人の筆跡を見て楽しむ事が好きなのです。



昔、建築をやっていた友人が

『僕はパソコンで図面を書くより、手書きで図面を書く方が好きだ』

と言っていました。



まさに、私もそっち派です。



フェイスブックやツイッターで展覧会情報や年賀状を送ると便利!!

なんてよく聞きますが、一人一人を頭に思い浮かべて、さてどんなモノをしたためようかと考え実際に形にする事が私は好きなのです。



贈る相手を思い、一生懸命手書きをして、

『字がお綺麗ですね!』

と言われて喜ぶ。


そんなやり取りの中にある、自分の実感として残る手ごたえが面白いのです。

骨が折れるのですが、想いが通じる瞬間があり、持ちつ持たれつの感じが生々しくあり、楽しいのです。




苦手なモノがあって当然だし、苦手な人が居て当然だと思います。

一通り、イライラして、気持ちを爆発させると、優しい言葉を嫌いな相手に送っているのだから、自分が意味不明です。





許せない事や、嫌いな事、それを相手ではなく、自分に見付けるのです。

嫌いなものも、自分が何に重きを置いているのかを教えてくれるのです。



・・・しかし、わかっちゃいるけど、嫌いで苦手な人やモノはあるのです。





早く、のんびりとした時間が持ちたいです。


菩提樹に会いたい・・・。
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# by matsu-komichi | 2013-03-26 01:55

京都との縁

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今日は天気が良かったですが、こないだの雨の日にデジカメで写真を撮りました。


ビニール傘の雨粒が綺麗でした。



雨の日にデジカメで撮影するにはちょっと危険でした。

デジカメは生活防水にはなっているものの、気が付くと傘そっちのけで撮影しているのです。

カメラが壊れないように祈りながら、黙々と撮影しました。



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水仙の花はまだ蕾でしたが、雨の水分を含んでいきいきとした緑色をしていました。

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色、色、色、の色とりどりの世界が雨の中にありました。



公園に行くといつも新しい発見をします。

毎年毎年、春が巡って来て、新芽が出たり花が咲きますが、その姿に見惚れます。





さて、話は変わって、この春、私は個展をする事になりました。

先日、その個展のDMが出来上がりました。

個展会場を提供して下さった方とその関係者の方に一足早くDMを送りました。
順々に友人や知人の方にDMを送ろうと思っています。


私にとっては初めての個展です。

油絵を学校でずっと専攻して来たのに、木版で!です・・・(^_^;)

(木版をずっとされている方々には本当に申し訳ありません・・・。)



何故、油絵をしていた私が木版をするようになったのかというと、去年のあるグループ展がきっかけでした。

今までしていた表現ではない実験的な事をしても良いよ、というお話を頂いて、京都のギャラリーでグループ展をしました。


自宅でも出来る表現、という事で木版を私は選びました。

しかし、今まで自分がして来た表現とは勝手が違い、木版画はとても難しく手こずりました。


そのグループ展が終わり、もう木版はコリゴリだ!と思っていたのですが、またまた、グループ展に誘って頂き、私の手は彫刻刀と木の板を掴んでいました。


紙に版が乗る瞬間が面白くて仕方ないのです。

もちろん油絵の方も大好きなのですが、出来の悪い子程可愛い、みたいな感じで、出来が悪いからこそ木版にのめり込んで行きました。



その結果、とても良いお話を頂き、木版で個展となったのです。



私は去年からようやく作家活動を始めて、個展なんかまだまだ先だと考えていました。

先立つものもないし、実績もないし、もっと作家として続けて行かなければ個展は無理だなと思っていました。


それなのに、こんな実績もない卵の私にある方が個展の機会を作って下さりました。

私のグループ展を何度か見に来て下さり、私の絵を好きになって下さった方です。



その方は以前、ブログで書いた タロット占い をされる方なのです。

その方の大切な仕事場をお借りし、個展を開く事となったのです。



とても有名所のギャラリーで個展なんかは出来ない私を、拾い上げて下さいました。


占い占いとした、魔女の館から出て来そうな怪しげな方ではなく、沖縄や奄美の民家でその土地の人だけが知っている祈祷師のオバアみたいな方で、気さくな方です。
(オバアと書きましたが、決して占い師さんはお婆さんではなく、オシャレなカフェがよく似合うスマートで素敵なマダムです。)


その方に

『私の仕事場で良ければ個展しませんか?』

と言われたのです。




夢の様でした・・・・・。


【個展】というもの。


友人や学校の先生達はいろんな場所で開いていて、案内をもらうと喜んで足を運んでいた、個展。



学校を卒業してから、なかなか思い通りに行かなかった自分にとって、大袈裟かもしれないですが、こんな日が来るなんて・・・!!と感動してしまいました。


なので、本当に嬉しくて嬉しくて、自分の初めて作ったDMを何度も見てしまうのです。


本当に、

『私みたいなどこの馬の骨かもわからない者の絵を好きになって下さりありがとう!』

という気持ちでいっぱいです。






もつれた糸も上手く解ける事を祈りつつ、船を出そうと思います。





4月27(土)、28(日)、29(月)の3日間、ゴールデンウィークの前半にあたりますが、京都の北区西賀茂(上賀茂神社の近くです!)の2階建てアパートの一室を貸切り、木版画展を行います。



『ゴールデンウィーク、もう予定を入れてしまった!!』

という方は残念ですが、まだ予定を入れていない方は是非、見に来て頂きたいと思います。



これから、個展の案内のDMをどんどん送って行きます。


お楽しみに!!
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# by matsu-komichi | 2013-03-23 22:29 | 美術

春の闘い

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仕事から帰って来ると、やたらと甘いモノが食べたくなります。
これは、先日、私の個展のDMを作ってくれた友人にあげた イチゴムース です。

初めてムースを作ったのですが、自分は天才じゃなかろうかと思うくらい、美味しかったのです。
絶対に、前世、パティシエだと思います(笑)

初めて作るお菓子の失敗率がとてつもなく低いのです。

ま、私は自己評価がとてつもなく高いので、本当のパティシエさんからしたら、なんてことない味でしょうけどね・・・。



そして、スイーツ繋がりで、もう一画像。
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これは自分で作ったものではありません。
友人宅に行った時に用意していてくれたケーキです。


このケーキ、手前のは見た目が和なので、和風な味かと思いきや洋風でした。
そして、奥のは見た目が洋なので、洋風かと思いきや和風でした。

なんだか、見た目も中身も違うけれど、似たモノ同志って感じがしました。






似たモノと言う事で思い出す人物がいます。



先日、カナダで行われていたフィギュアスケートの大会に出場していた、日本女子・トリプルアクセルの A選手 と、 韓国女子のオリンピック金メダリスト K選手 です。


この二人は、とても似ているといつも思います。

姿形や、滑るスタイルは違うのですが、魂が似ていると感じるのです。


白鳥(A選手)と黒鳥(K選手)だと思ってしまいます。

彼女達の闘いを見ると、いつも対極を感じ、同調を感じるのです。



白鳥、黒鳥、と言ってもどちらが良くて悪いとかではないのです。
太陽の女神と月の女神なのです。

お互いを引き立たせる為に、切磋琢磨しているようで、もうなんていうかとにかく二人が出場する大会は二人の舞台になってしまうのです!泣けるのです!
(すいません、他の選手さん達・・・・・。)


白鳥は天真爛漫に技を愛していて、黒鳥は怪しくも優雅に光る演技を愛しているのです。

先日は黒鳥さんが1位となり、白鳥さんは3位でしたが、試合が終わった後、リンクの外でなんの曇りもなく二人がお互いを讃えあってシンプルに握手していました。


スポーツとなると、国と国の闘いの様な雰囲気を抱きがちですが、彼女達はそんな小さな所で滑っているのではなく、自分のベストを尽くす為に滑っているのです。

彼女達と直接話した事はないですが、私はそれを痛烈に感じ、いつも感動の涙を流さずにはいられないのです(T_T)


彼女達の滑りは美しいなんて簡単に言えるものではなく、世界の謎を象徴しているかのようで、突き抜けています。

【花が美しいのは何故か?】

【宇宙があるのは何故か?】

【男と女が居るのは何故か?】

という根本的、かつ、永遠の謎を象徴している様なものだと、熱烈に私は思ってしまいます。


そして、彼女達、両方に共通して感じるのは、リベンジという事です。

つまり、リベンジする為に生まれて来たという事です。
とても強烈で突き抜けたリベンジです。



誰かに勝つ為のリベンジ人生とか言うものではなく、技にこの身を捧げる為のリベンジ人生です。

その 《技にこの身を捧げる》 という所が、お二人、非常によく似ているなぁと思うのです。



バンクーバーオリンピックでは、黒鳥さんが見事に自分を出しきり、金メダルを取りました。

次のソチオリンピックでは、是非、白鳥さん、金メダルを取ってもらいたいです。


どちらが優勝でもおかしくはないのですが、黒鳥さんの本当の滑りが前回見れたので、今度は白鳥さんの本当に納得行く滑りが見てみたいです。



A選手がトリプルアクセルを飛ぶ姿を見られた事ありますよね?!

空中をふわりと舞って可憐な花のようです。


A選手が氷上でステップを踏んでいる所を見られた事ありますよね?!

スペインのフラメンコダンサーや英国バレエダンサーの様な感じで、本当に楽しく音に乗っています。



その、A選手の最高の滑りを、どうか赦して欲しい・・・!!

と思ってやまない、フィギュアにわかファンな私です。





でも、きっと世の中には、この A選手 や K選手 のように切磋琢磨し合えるライバルや、時を同じくして生まれた双子のような魂がいろいろ居て、お互いを思い合って磨き合っているのだと思います。



私でもそんな人が何人か居ます。

私と反発していても、私の事を嫌いでも、私と離れていても、私はその人達を近くに感じます。


その人達に、また、私の絵を見てもらいたいものです。

是非、見に来て頂きたいです。




だから、春の闘いです。
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# by matsu-komichi | 2013-03-19 22:33

軸の形成

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3月も半ばを過ぎました。

何故かまったく上手くはかどらない事や、体調が悪くなったり、どんどん予定が入ったりと、ギュッと詰まった月であります。



・・・・・疲れました。

興味が湧いた瞬間の気持ちを頼りに進むのはとても怖いのですが、心地良い疲れです。

何かにピンと来て、次の瞬間は動いている、という感じ。

特にここ1週間はその傾向が強かったです。
落ち込む度合いも大きかったのですが、ベストを尽くす為に自分の出来る事を一個一個する事の大事さを実感しました。



写真は友人宅に行き、三線を見せてもらった時のものです。

友人夫婦はお互い、学生の頃からバンドをしていたので、三線はスラスラ弾けて、楽器が歌っているように聞こえます。
沖縄民謡の有名所をスラスラ弾く友人、カッコイイ!!と思いました。


私は一度も三線を弾いた事がなくて、今回初めて友人宅で弾いたのですが、めちゃくちゃな音でした・・・。
でも、指の抑え方や、開放という弾き方など、知らない事を教えてもらい、とても楽しかったです。


三線を抱えて弦を弾くと、蛇皮の部分から音が自分の骨に響き、体全体に響鳴して行くのを感じてとても心地良くて、弦楽器が上手く弾けるようになりたいなと思いました。

音は想いや時間や空気を乗せて、自分の芯に滑り込んで来るから心地良いです。





今日は自分が参加しているグループ展の参加者さんの展覧会DMが先日届いたので観に行きました。

去年も感じたのですが、その展覧会に行くまでの川沿いの道の心地良い事!

桜の木が植わっていて、もうすぐ桜の季節だなぁと思いました。


一年が経ったのだなぁと歩きながら思いました。


会場に着き、作品をじっくり観ました。
やはり、どれもその人の人と成りを表していて、面白かったです。




気になる事に正直になり、心の向かいたい方に向かうととても面白い事が待ちうけています。


心の向かいたい方を思い浮かべると、ものすごくワクワクしたり、ドキドキしたり、ポカポカと胸が暖かくなって来ます。

そちらに向かうには大変骨が折れる事になる場合もあります。

向かいたいけれど未知数過ぎて怖すぎる、とか、自分が我慢をしていればいいだけの事だ、とか、扉がやたらと重い時があるからです。


でも、同じクタクタになるなら、ポカポカしたクタクタ感の方が良い様な気がします。

なかなか開かない扉、タイミング良く開く扉、いろいろあり、クタクタだけど世界は面白いと感じました。




まだ蕾の桜並木を歩きながら、

『一年間、クタクタになったけど頑張ったよな~。また一年頑張ろ~』

と思いました。


いや、1年間ではなく、10代の頃から、ずっと心はクタクタでした。





一人一人に、その人が見付ける軸があり、他人には見えないけれど、一番軸が自分を支えているのです。





三線の軸になる木はとても重要だと友人が言っていました。

軸の木の種類で、値段が違うとか言ってました。

とても硬い丈夫な木でないと、良い音は出ないらしいです。





クタクタ感は、きっとそういう部分を作っている段階なのでしょうね。
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# by matsu-komichi | 2013-03-17 23:03

生まれいづる

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これは、来月とあるイベントに出る為の試し描きです。

私は人の印象を絵にするということに挑戦します。
対象者の見た目ではなく、対象者の腹の中や眼の奥を測るような行いなので、絵描きの友人や先生達には

『不確かで、一番やってはいけない部類の事だろ!!』

と言われそうなので、とても怖いのですが、挑戦してみる事にしました。


この絵は、 夢を食べるバク の親戚のような類で、

【人の心に絵を植え付ける怪物】

と、勝手にネーミングしました。


絵描きの心に、絵を植え付ける行いをになっている動物のようなものの印象です。



怪物に愛された絵描きは沢山居て、絵描きは黒から白までの色を体験させられ、その自分の見付けた色と形をキャンバスに残します。

ま、こんな私の描いたような爽やか系のモノではないような気もしますが・・・。
もっと、熟考してこの表現を追求したいです。



私が好きな画家の一人に モネ がいます。
モネは印象派を代表するフランスの画家です。

モネは生涯、世界の移ろいゆく美を追求した画家です。
私の持論ですが、モネは睡蓮の咲く池で、世界をキャンバスに切り取ろうとしたのだと思います。

モネの睡蓮の連作を見ると、フランス式・曼荼羅のようだとも思えてなりません。


モネの大睡蓮画があるフランスのオランジェリー美術館に行くのが私の夢です。

睡蓮のほかにも、ルーアン大聖堂という連作が好きで、ルーアンにも行ってみたいです。



モネの印象派絵画には足元にも及びませんが、私も印象というモノが絵で表せたらといつも思っています。

人の印象なんて・・・もの凄く難しいですし、おこがましい事ですが、何事もやってみる事だと感じています。





そして今日は 大きな震災があった日です。


2年前の今日も、私は自分の誕生日のケーキを焼いていました。
今日も焼きます。

今日は母が私を産んでくれた日だからです。
3月11日になったばかりの夜中にオギャーと問題だらけのこの世に私は出て来たのです。



以前、私の好きなイラストレーターの方のブログに

【私達は大きな地球の上に住まわしてもらって居る事を忘れている】

というその方の確かおばあさまのお話を書かれていました。


とても傲慢な人間の姿を、自分達は自覚していないのだと私は反省しました。



人間だけが頭と心を持っているなんて考えがちですが、その概念すら人間が作り出したもので、本当はもっと大きな力が世界を動かしているのだと思います。



 

90歳まで生きた葛飾北斎は、死ぬ間際、

【あと10年、いや、せめて5年生かしてくれ。そうすればまことの絵描きになってみせる】

と言ったそうです。


先日、その言葉を書物で読み、何故か私は涙が止まりませんでした。




絵は一生涯を捧げても足りない、追いかけ続けるものであり、バトンリレーのようなものだと思います。
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# by matsu-komichi | 2013-03-11 09:49

白い答案

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真っ白い紙を見ると最近怖さを感じます。

期日内にちゃんと作品が出来上がるか・・・?と真っ白な紙とにらめっこしてしまいます。



3月末にも大阪でグループ展に作品を出品する事になりました。

そのグループ展の打ち合わせのタイミングと私の予定のタイミングが見事に合わないし、送られてくるハズのデータが私のメールボックスには届かないし、フライヤーに載せる文章も私だけ他の人と足並みが微妙に揃ってないし、頭がこんがらがってきました・・・。

自分の意図と、周りの人の意図が噛み合っていないのです。

だから、相手もきっと不快に思って居るだろうし、私も不完全燃焼気味です・・・(T_T)

申し訳ないのですが、直接会ってお詫びをするにも、もう搬入の日しかなくて、申し訳なさでいっぱいで泣きそうです・・・。ううう、辛い・・・。



それに、4月は二つのイベントがあり、その準備もまだ整っていません・・・(T_T)

パソコン、ポチポチ打ってる場合じゃないだろ!?って感じですが、何かを書かないとテンパリ具合がマックスになりそうなのです。



そして、昨日は共同アトリエの壁の設営の為にアトリエの皆さんで木材を使って大工仕事しました。

大工仕事は大好きだったのですが、インパクトというモノを使った事がなく、大きな太い木材を壁に取り付ける作業がとても大変でした・・・(T_T)

失敗して、ネジ打ちの打ち直しを何度やったか・・・。


腕の筋肉をものすごく使いました。

もっと筋トレをしなくては!!と思いました。




案の定、翌日は腕が恐ろしく重く、何もかもヤル気ゼロです・・・。

手動のゴマすり機でゴリゴリゴマをするのもおっくうだと感じました。



いろいろと、自分が出来ない事の訓練をさせられるものです。




一度に何個も同時進行させるだけの頭が居るのです。

集中力を持続させる精神と。

そして体力。


その3つを使いこなせるようになりたいのです。


版画も、図書館で版画技法書を何冊か借りて来ました。
何故か浮世絵の画集も何冊か借りてきて、葛飾北斎のバイタリティに感動しました。

・・・こんなにも頑張って木版作っていた人が居たなんて・・・と葛飾北斎をはじめ、数々の浮世絵師さん達に感動しました。



というか、油絵ばかりやって来ていたので、日本の版画の絵師さん達の偉業を知らなさ過ぎ!!自分!!と恥ずかしくなりました。




こないだ、アメリカ留学経験の長い作家さんが、日本は伝統があるので本当の意味での自由さはない、みたいな事を話して下さいました。

なるほど、と思いました。

そして、学校で教わった事よりも、自分の中に何があるのか?!を知らないといけないというお話をしました。



100号キャンバスでも、A4サイズの木の版でも、自分の中のモノに忠実でないといけない。

自分の責任において、自分の作品を作る事。


それが、絵に対する一番の敬意なのかもしれません。





そんな作品を作るには、やはり頭(理性)と心(精神)と体力のバランスが自分には必要なのだと思いました。



何度失敗しても諦めない。間違えても諦めない。

一つの展示を丁寧にこなす為に、いざこざがあっても諦めない。



それを目標に掲げようと思います。





真っ白な答案用紙を常に突き付けられているのです。



怖くても当たり前ですね。

べラボーに大きなお天道様相手なのだから。
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# by matsu-komichi | 2013-03-06 00:52

始まりの3月

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3月3日の日曜日は雛祭りということで、雛祭りらしくしました。

とっくりの中は甘酒です。



雛祭りという事で、ご飯はちらし寿司です。

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土曜日の夜に食材を買いに行ったのですが、出先の帰りとあって所持金少なく、寿司の上に乗せる具材は錦糸卵とかいわれ大根のみ・・・。

ちらし寿司というより、なんだか菜の花畑みたい・・・。
春らしいので貧相に見えてもノープロブレムです。



木桶に6合のご飯のちらし寿司。

これは豪華に見えて、実は超簡単なのです。得意料理です。


手抜きなのですが、ご飯に混ぜているのは、瓶詰めの五目御飯のもとです。
ま、混ぜ込むのは力が要りますが、しゃもじで切るように混ぜ込むのがコツです。


錦糸卵も作るのが得意です。
卵液に片栗粉を少し入れると、破れにくい薄焼き卵が出来上がり、それを細く切るだけです。



私はゴーヤの次にちらし寿司が大好きなのです。

3月生まれだからでしょうか・・・?
(雛祭りの時期だから。)


ちらし寿司って、なんだか見ても食べても嬉しく感じるからです。

普通の寿司はあまり食べないのですが、ちらし寿司は綺麗で食欲をそそります。



そして、お腹を満たした後、お雛様を片付けました。

お雛様は早くに片付けないといけないですからね。
(しかし、既にお嫁に行き遅れているので、悪あがきかもしれないですが・・・)



お雛様は女性の厄を身代わりに持って行ってくれたり、良縁を運んでくれるらしいと聞きます。

どこかに、こんな私でも良いと言ってくれる殿方が居てくれれば良いなぁと思いつつ、丁寧にお雛様をしまいました。



でも、まだ恋愛はイマイチですが、いろんな縁を感じます。

こんなチャランポランな私の絵を好きだと言ってくれる人や、発表の場を幾つも与えてもらっています。

面白い人にもいろいろ出会っていて、本当に不思議です。




出来そこないだから、絵で帳尻り合わせ、です。





ブランド品なんて全く興味がないし、年中同じ靴を履いて何年も同じ服をローテーションで着て居ても、私は平気なのです。
よく友人には可愛いモノや大人っぽいモノを身に付けろと言われるのですが、服も化粧もあまり興味はありません。

服は自分で作るのは好きです。

それから、ま、ボロくなると、買い物に行きますが。



死ぬまで澄んだ眼で、キラキラした世界を見続けたいので、素敵に年を重ねたいとは常日頃から思っています。





お雛様を買い求めてくれた両親と祖父母の思いをじっくり感じる良い雛祭りを今年も過ごせました。




私は、自分が母親のお腹の中に居た時の事を少し覚えています。

おそらく、あと少しで生まれる時期だったと思います。
丸くて暖かくて柔らかい中で、体をちじ込めて窮屈だったのですが、とっても居心地良かったのを覚えています。

それから後の記憶は全くないですが、その丸くちじこまってぬくぬくとしていた記憶は鮮明にあります。


自分の生まれた月は、多分お正月より心が改まります。



3月をゆっくりじっくり楽しみたいです。
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# by matsu-komichi | 2013-03-05 01:25

奥の塊

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クタクタで、深夜にも関わらず、文字にしたい事がよくあります。


自分が悩みを沢山抱えていた過去があったせいか、いろんな自分の分身に出会います。

前にも書きましたが、外に出ても家に居ても、出くわすものです。



そんな人達との出会いを通して、私は絵が好きなのですが、人の心の弱さとか奥に興味がとてもあるのだと改めて思います。

そのような人に出会っても、私が出来る事なんて殆どなくて、ただ一緒に今を生きているという事実だけがあります。


心の悩みは厄介です。
傷付いた事を大人になってもずっと覚えていて、どんなに剥がそうとしても剥がれない頑固なモノが多いのです。

心の悩みを取るきっかけを作ってくれるモノを試す人、試さずに居る人、様々です。


自分の悩みや心の黒い一点は良いとも悪いとも言い難く、その人の人生を作ったり磨いたりするので、やはり自分の責任でもって、自分を全うするしかないのでしょう。




絵の具は白から黒までがあり、ピアノは一番低い音から高い音までちゃんと用意されています。

一人一人が色を持って生まれて来て、自分の色に気付くのにも時間がかかるモノです。


『もう大人だから・・・』

とか

『もう三十路だから・・・』

とかよく聞きますが、年の事より自分の中の声を気にしないといけない気がしてなりません。



とても骨の折れる事ばかりが起きたり、嫌な事を言われたり、周りはいろいろ言うものですが、何を優先し、何を持ち続けるのか、それは自分が一番よく知っている気がします。



でも、どうやっても解らない時は、考えるのを止めて、浮雲のようになっても良いのかもしれません。



絵が好きですが、私はどうも心の奥にあるモノも好きなのだと思います。

毎日毎日、それを意識しろと言われているかのように、毎日が成り立って行くのだから、降参するしかないです。




そんな私は、きっとそんな絵を描き続けて行くのでしょう。


密教か何かの絵で、一目見るだけでいろんなモノが洗われるという絵があるみたいですが、少しそんな絵に憧れます。
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# by matsu-komichi | 2013-02-28 01:48

好きなもの

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昨日、やっと個展のDMに使う版画が摺れました。

写真は、色をのせる筆というか、ハケというか、そんな感じのものです。
大小様々なのがあります。



しかし、まだまだ版は作ります。まだまだ気は抜けません。





気は抜けないのですが、息抜きにまたお気楽な版を作りました。

アラジンの魔法のランプみたいな版です。

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実はあまり アラジン の話を知らないのですが・・・




彫る事も好きになって来て、簡単なモノならすぐに作れるようになりました。




やはり、好きな事 という事が軸にあるからです。




好きと言えば、私はゴーヤが大好きです。
(今は時期ではないですが・・・)

ゴーヤが好きだといろんな所で言っていたら、先日、沖縄に行った友人になんと・・・!!

ゴーヤTシャツを頂きました!!

大好きなゴーヤがでかくプリントされている!!
(まだ寒いので、夏になったら家で着ようと企んでいます。)



その友人達との食事会の沖縄料理のお店でゴーヤTシャツを頂くなんて、スゴイと思いました。

沖縄万歳!!といった感じです。


しかし私は沖縄には行った事がありません。
でも、こーなってくると、沖縄に行きたくなって来ます。

北海道にも行きたいし、沖縄にも行きたい。


日本の端から端まで制覇したい気分です。



でも、一つ心残りが・・・・・・沖縄料理屋さんで、私はゴーヤチャンプルを食べなかったのです・・・(T_T)
何故だか解らないですが、食べなかったのです・・・。

モズクの天ぷらやミミガーや海ぶどうは食べたのに・・・。



おそらく、これはもう一度沖縄料理屋さんに行けと言う事だと、解釈します。


奄美・喜界島の言葉では ゴーヤチャンプルとは言いません。

ニガウリ・イッチャアシー です。
(ニガウリ炒め、という意味です。)


リベンジ、ニガウリ・イッチャアシー!




でも、好きな事は言ってみるもんですね。

沖縄料理屋さんにも去年の暮れからずっと行ってみたいと思っていたので、とても有り難い食事会でした。




あと、好きな事や行きたい所と言えば・・・

水族館も何故か行きたいですし、桜が咲いたらお花見に行きたいです。
洋服も作りたいし、日曜大工もしたい。


不思議と、いろいろ面白い事は叶うものです。

だから、春が待ち遠しいです。




不思議と言えば・・・。

昨日の夜、またオルゴールが鳴りました。勝手にです。


手でネジを巻かないと鳴らないオルゴール。
そんなオルゴールがもう私の部屋では何度も鳴っています。
(頻繁ではなく、不定期に、ですが。)


こないだは夜中の2時に何故か目が覚め、ぼんやりしてると鳴りました。

さすがに冷っとしました。無理やり寝ました。



でも、昨日は 

『はいはい、またかいな・・・もうええって・・・』

と言っている自分がいました・・・!!



慣れるとは、恐ろしいことです。




不思議な事も何度もあると慣れるという事ですね。
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# by matsu-komichi | 2013-02-25 21:42

美しさの形

今日もまた、写真ナシです。
今日はいろんな人に会ったのでクタクタで、写真を編集する気力がないです…。


今日は四国から友人が関西に来ていて、専門学校時代の友人のラーメン屋さんに行き、そこで偶然専門学校時代の友人家族に会い、ラーメン屋さんでプチ同窓会になりました。


そして別な友人の仕事先に行き、仕事場の人と軽く話し、最後は四国の友人の結婚相手に会いました。


一日中笑いの絶えない日でした。




繋がり繋がり、いろんな事が橋になって、いろんな川を越えた気分です。


思えば沢山、いろんな人に出会って来たのだと思いました。

価値観の違う人が沢山居て、性格も違うのに、ひとところに集まり、そしてまた四方八方に散らばる。


私の文章をきっと、綺麗事だと言ったり、意味のない不幸話しの羅列と言ったりする人も中にはいるでしょう。

ピアノやクラシック曲なんてつまらないとか、30代のくせに偉そうな物言いだとか、思う人もいるでしょう。

不思議ちゃん、で済まされたり、穀潰しだとか思う人もいるでしょう。

善人ぶってイヤらしいとか、芸術は意味のないモノだとか、言われる事もあるでしょう。



それで良いのです。




重い荷を自分で下ろせず、身軽に生きる人を羨んでしまう事もあるし、もういい加減手放せ!!と言われても怖くて何も手放せない時があります。

これでもかと言うくらい好きなのに、相手に好きだと言えない時があります。

誰にも言えない悩みを抱えて、どうする事もできないでいる事もあります。

柄にもなく真面目な事を書きたくなる時があります。



それでも良い気がします。



時にかなって美しい。

と、思ってしまうのです。




誰かに『これしなさい、あれしなさい』と言われても、本当に心や胸に染みなければ動けないし、本当に心や胸に響いた時は、誰に何を言われても動くのです。




むき出しの心に出会うと、自分もむき出しの心で相手に向き合う。

私はくそが付くくらい真面目だと言われますが、ただそんな事が楽しいからそうしてるだけなのだと思います。




先日、

『クラシックは古典で、何故音楽やってる人は新しい表現をしないのか?』

と問われた事がありました。

なるほど、その通り!!と思いましたが、クラシックが一番新しいと感じる人も居て、ドレミファを100人が弾くと100通りの音がする事を知っています。


でもその知り得た事は自分が経験した事によって得られたのだから、自分だけの真実を全ての人がめいめい自分の中に感じているのだと思います。




最悪な自分を、未熟な自分を、解放する広がりがあり、ピアノに向かうとやはりその広がりが肝心だと思います。


斜に構えたモノの考え方でも、皮肉しか言わない人も、絵にしたら絵に成るのだと思います。



今日四国の友人が

『この世は神様の遊び道具らしい』

と言ってました。




嫌われても、引かれても、バカにされても、なお

『人を愛せよ』

とも言うでしょう。



悟るにはまだまだ早いですが、明日やろうはバカヤロウ!!なのだとしみじみ思いました。

なんのこっちゃ、と言われそうですが…自分を楽しんだモノ勝ちです。


私は油絵と木版画とこのブログに助けられています。

最悪なまでの寂しさの大きな穴が自分にあるけれど、それも自分の味になり息付く時があるのだと、今日思いました。



もがいてても、スイスイ泳げても、どちらでも良くて、自分らしく居てたら良いような気がとてもした土曜日でした。
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# by matsu-komichi | 2013-02-24 01:53


『コミチ ピクトゥーラ』 油絵・写真・音楽・自然観察を楽しみながら日記のようなものを書いています。


by matsu-komichi

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