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京の町と絵

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四月の最後の日となりました。


と言う事は・・・・・無事、個展が終えたという事です。

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上の写真は、搬入の時に撮った写真です。

展示場所を提供して下さった方と、このポンプのある駅で待ち合わせをして、車で展示場所まで送って頂きました。


とても穏やかな搬入の日で、川沿いのベンチで待ち合わせ時間まで日向ぼっこしていました。







昨日、無事に個展が終わりました。


予想以上のお客さんと、お天気に恵まれ、とても良い時間を過ごせました。




西賀茂の春陽荘というアパートの一室に Mont Bateau がありました。

昭和の雰囲気の建物です。


夢を描いている画家や音楽家や小説家が、神田川の近くの風呂屋に通ってそうな、建物です。



その建物の声を聞いて、そこでお仕事をされているタロット占い師さんの仕事場でした。




私の友人達は皆

『この建物、面白い!!』

『かわいい!!』

とか口ぐちに言っていました。


私が感じた事をやはり感じてくれたと思いました。
(さすが絵描きの友人達だと思いました。)



神田川の世界の様な和室の部屋に私の木版画が飾られ、木版画達は3日間、そこに滞在しました。


その版画達を見に来てくれたお客さんは

『部屋全体がオーケストラのようで、それに取り囲まれて部屋から出にくいわ~』

とか、

『この中のこの一点がとても気になる!』

と感想を沢山言って下さりました。




中でも、驚いたのは、普段、銅版画をしている友人が私の作品の中の一つを気に入ってくれた事でした。

同業者は一番目がシビアなのです。


その同業者が『いいね』と言ってくれた事に驚きました。





一日目、友人からお花が届き、タロット占い師の方とそのご家族の方は展示場所を綺麗に整えお花を飾って下さったり玄関先で炊くお香を買ってきて下さり、私の個展がこのMont Bateauである事を示す張り紙を作って下さり、周辺の地図や見どころを示す絵と文字を展示して下さって、本当に良くして頂きました。

京都の京都弁も心地良く、部屋の窓からは新緑の山が見え、なんだか雅な祭りの香りがする風が吹いていました。


現代の京都の町なのに、タイムスリップして江戸時代の人が町を和服で歩いているような、そんな景色が窓から見えました。


その時代の服装で、薬屋さんのおかみさんが建物の電灯に頭をぶつけたり、オランダ医学者の弟子のような袴に白い服を来た人が表れて私の絵を眺めていたり、長崎の出島に着いた牧師さんがご夫婦で花を持っていらしたり、なんとも不思議な光景が私の頭の中にのみ現れては消え、現れては消え、としていました。


町と人が今と昔と重なって見え、一つの絵巻物のようでした。

個展を開いてる側の人間なのに、個展会場に向かう道々での光景がいつもそんな風に見え、個展をしている意識などどっかに飛んでなくなっていました。



京都は、そんな昔の思いを色濃く残す所なのだと思いました。

と、同時に、京都は想いを残してしまった人の思いが集まる所なのではないかと思いました。



どうしても外国の医学を学びたかった青年やキリスト教を学びたかった少女が、無理やりその夢を断たれてしまったような思いや、旦那や父親を戦で失った女の人の思いや戦で親を亡くした子供の思いや、陰陽師のまじないなど、今もこの現代の中に生きている様な気がする、京都だと思いました。

京都に観光に来ているらしい外国の方々も、まるで昔、ここで同じ釜の飯を食べていたような、ちょんまげを付けて町を闊歩していたような方も居ました。

バス停でベンチに座っていたら、燐に座った男の方の横顔はどう見てもイタリアのナポリあたりに住んでいる船乗のおじいさんみたいな日本の方でした。

なんとも不思議な、目に映る光景でした。



そんな京都に通い、個展が出来た事がたまらなく嬉しくて、面白くて、私はさらに頭の中がクリアになりました。


私の個展に足を運んで下さった方達は殆ど、リベンジ人生を歩んでいるか、または歩こうとしている人でした。

私自身がそんな状態なので、やはり来て下さる方もそうなのだなと思いました。




私は自分のこういう空想か妄想のような性質を幼い頃から持っています。

音楽を聴くと音の情景が浮かんだり、小学生の頃は不協和音の音楽を聴くと恐ろしい不安を感じて泣いたりしていました。




美術の道に行く事になって、いろんな人に迷惑をかけ進学しました。

未だに解決されていない寝深い問題もあります。


なので、ずっとずっと自分が絵を描いて行く事は呪われている事なのだと思っていました。




でも、そんな私の絵を待っていてくれた人が居て、私に絵の場所を提供してくれる人が居て、絵を求めている人がいろんな所にいるのだと言う事がわかりました。


私は人の為には絵を描きません。

自分の心が動く事だけしか、描きません。


だから、人に受け入れられないと心の奥では思っていました。




でも、違いました。

自分の分身がいろんな所に居て、みんな自分と同じようなものを持っていました。





絵描きはまだまだ五万と世の中に居ます。

私の絵描きの友人も何人か居て、絵描きはヘンテコな主義主張をして、ヘンテコな絵を描きます。

でも、そのヘンテコな所にうまく噛み合う人も世の中に沢山居ます。



だから、私は世の中の人がみんな休みの日は何処かの絵や音楽や建物や立体物を見に行ったりすればいいのになぁと思います。



私の友人にはとても良い面白い絵を描く人がいろいろ居ます。

友人単位でこんな感じなのだから、世界単位にするとどれだけ居るのでしょう!

パリの街では第何週目かの日曜は美術館がタダらしいです。

利益重視の目線からするとあり得ない話ですが、粋な事をするなぁと思います。




いつか、私はパリやインドでも個展を開きたいです。

日本でも、大きな展示場所で、人が100人来ても大丈夫な感じの建物で大きな絵を沢山展示出来るような絵描きになりたいです。

そして、誰もが自分で自分の心を観れるような世界になればいいなぁと思います。




一番上のポンプの写真は地下から水をくみ上げるものです。動くかどうかは解らないですが・・・。

自分でくみ上げて自分で水質調査が出来る様な、そんなモノを誰もが持っていると思いました。






今日はかなりヘンテコな文章になりましたが、文の締めくくりに私の今回の作品を少し紹介します。

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【一杯の救い】です。

一杯のコーヒーやお茶で、あぁ、救われた・・・という作品です。


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【弦の花】です。

あの世の人の思いが、三線の音色と共に色鮮やかな花に変わる、という作品です。




これらを含め、11点の木版画を展示しました。

まだまだ技術も伴わない下手くそな絵ですが、展示期間ギリギリまで一生懸命作りました。




そんな私の個展に足を運んで下さった方々に心よりお礼申し上げます。

遠い所、お忙しい所、時間を割いて来て下さり、本当にありがとうございました。

そして、私に展示場所を提供して下さった方とご家族の方達の優しく暖かい心を忘れません。



ありがとうございました。
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by matsu-komichi | 2013-04-30 13:42

一日目

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今日は個展初日でした。

(初日と書くと劇団のロングラン公演みたいな感じですが、ロングランではありません。)



今日はとても天気がよく、気持ちのいい空気に京都中が満たされているようでした。

北大路からバスで西賀茂まで行くのですが、その道の街路樹の若葉の美しい事!

私は個展ではなく、何処かへ遠足に向かっているような感じで、ワクワクとしながらバスからの景色を楽しみました。



午前中に、一番乗りで来て下さった方がいらっしゃって、時間になるまで展示場所の前でお待ち頂いていたみたいで、嬉しさと申し訳なさが溢れました。

外にいらっしゃる事に気付いていたらお待たせする事もなかったのに・・・と反省しました。


それから、いろんな方がお越し下さり、私の絵と対話して下さりました。

そのお客様の姿を後ろから見ていると嬉しくて泣きそうになりました。



私の地元の方もご夫婦でいらっしゃって、絵を見て下さいました。

小学校から仲良くしている先生も来て下さいました。

以前グループ展をした時に知り合った方も来て下さいました。

一度展示場所から帰られて、また作品が気になり引っ返して来られた方もいらっしゃいました。

タロット占いの方のお知り合いの方も何人か私の絵をじっくり見て下さり、それぞれの方がそれぞれのご感想を下さいました。


本当にありがとうございました。


もう一日目で胸がいっぱいになり、涙が出そうになるのをこらえました。






私は、絵を選んで本当に良かったと思いました。



そして、気付く事も多々ありました。


自分は人にチヤホヤされると、逃げたくなる気質なのだと言う事がわかりました。

山下清の気持ちが今は少しわかります。



自信があり、才能があり、運があり、といろんな事がある作家さんはいろいろいます。

何故?私が今も絵を描いているのか?
絵が素晴らしく上手な友人は絵を止め、何故ちゃらんぽらんな私が今も絵を描いているのか?




私は情熱家でもなく、批評家でもなく、ごく普通の人間です。

ただ一つ、あるのは魔物の様な怪物美術の道を行くという事です。

モノを見る事に関しても人に負けないくらいバカ野郎的な部分があります。

それが全て自分を自分で治療する事に繋がり、縁が広がって行きます。





そんな事を考えながら帰宅し、今日もらったらお土産を食べていました。


なんと・・・・・そのお菓子のパッケージが・・・・・・



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木でした。

またまた綺麗さに惚れました。

シンクロ、リンク、です。




さて、また明日も頑張ります(^O^)/
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by matsu-komichi | 2013-04-27 23:46

前日の思い

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やっと今日、木版画の個展の搬入が終わりました。
またまた、心の叫びを書きました。(笑)





京都の西賀茂にある二階建てアパートの一室をお借りし、明日から三日間の展示をさせて頂きます。

まず、DMの地図を見て、春陽荘の前に来られたら、展示場所へ続くドアがあります。
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ドアが開いているので、そこから二階へ続く階段があります。

靴を脱いでおあがり下さい。
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階段を上がると、すぐ左の和室が展示場所となっています。
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作品数は11点。

どの作品もA4サイズくらいのものです。



新作はなかなか上手く出来上がらず、おとといの夜まで制作していました。

でも、なんとか仕上げられて、今はなんとも言えない解放感でいっぱいです。



友人知人の応援や、ブログを通して私の個展を知った方の応援を、ひしひしと感じました。

この場所を提供して下さった方やそのご家族の方にも沢山応援して頂き、展示場所での搬入作業も手伝って頂き、とてもスムーズに準備が出来ました。

ほんとうにありがとうございました。



DMの船、正にそれと同じです。

いろんな人の力や思いが一つの事を運ぶ風になる。

私の絵を展示する事が目的ではなく、何か大きな存在の意志があり、何か動かなかったモノを皆で動かして行く為に今回の企画が成り立っているようで、大きな駒を一つ進ませたような気がします。


傷付いた事、記憶に残る悲惨な状況、無くしたもの、見付けたいもの。
それらには意志があり、私達が進んで拭ったり掴み取る事を望んでいる様な気がします。


結果を見ただけで、その状態を判断せず、結果に至るまでに一人の人物が何を飲み込み何を感じて生きて来たのか、そういうものも掴める時が来るのだと私は思います。


そんな見えない黒幕と対面する時が来ると思います。


見えない大きな黒幕の姿を、いろんな人の力を借りていろんな人が見付けて行くのだと思います。





話はそれましたが、明日からの個展、3日間とも私は在廊していますので、ゴールデンウィークは何も予定はないなぁという人は是非お越しくださいませ。

初めての個展なので、不慣れな所がいろいろありご迷惑をおかけしてしまう事もあると思いますが、精一杯の事をさせて頂こうと思います。


いろんな方の暖かい心で、展示が出来る事になった事を心から感謝しています。

ゆったりと、のんびりした時間を味わって頂けたら幸いです。

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さて!!

ひとっ風呂浴びて、明日に備える事にします(^O^)/
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by matsu-komichi | 2013-04-26 21:05

時迫る

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とうとう今週の土曜日から始まってしまいます・・・・・・。

初めてのおつかい!


ではなく、初めての個展!!!




未だ、作品は仕上がっておらず・・・・・。
またもやパソコンポチポチ打っている暇はないのですが、打ってしまうこの性格・・・。




まだ油絵でなくて良かった・・・!!(油絵なら乾く時間を計算しないといけないからです。)

でも、木版でも計算外に大幅に制作が追いついていません。

以外に、油絵より木版は神経使うので、木版をしようとすると拒否反応が出て、逃げたくなります。
(普段、油絵でどんだけ好き勝手に描いているかが明らかになります。)





なので、ここは気合を紙に示そうと思います。




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紙に書くと少し気持ちが改まります。


静かに私を見守っていてくれる人が沢山いるので、山をなんとか乗り切ります!!







どーなるドナルド!レオナルド!



サッパリ解らない予測できない準備の一週間となりそうです。

ファイト!!!私!!!
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by matsu-komichi | 2013-04-21 21:51

陶器と塔

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今朝の地震はすごかったです。

私は地震が起きる数分前に布団に入りながら目覚めていました。
頭痛がしたので、起き上がるのも億劫だと思っていたら、突然グラグラしました。

阪神大震災の時も、何故か数分前に目が覚めて、布団の中でぼんやりしていたら、地震が起きました。

その時とほぼ同じシチュエーションだったので、頭が混乱して、逃げる事より寝ながら布団近くにある油絵の木枠を抑えていました。


時間的には数秒でしたが、かなり長く揺れを感じました。

幸い私の住んでいる所は何も被害はなく、無事でしたが、震源地の淡路島では地割れ箇所があったみたいで、大きな揺れだったのだと驚きました。


落ち着いた頃に一階に下りて両親と話すと、なんだか水道の出が悪いだけで後は何も被害はなく、ほっとしました。



そして私はもの凄く眠くなり、二度寝しました。

朝9時半頃に起きて、今日はある所へ出掛ける予定があったので、支度をし、出かけました。



知り合いの広島の陶芸家さんが大阪で陶器市に作品を出しているとの事で、案内をもらい、今日しか行く日が無かったので、行って来ました。

毎年、私の近所の公園で陶器市があるのですが、今年は私の近所ではないらしく、電車に乗ってその陶器市に向かいました。







その場所とは・・・・・・





なんと・・・・・・!!




私のパワースポットではありませんか?!




ででーん!!

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太陽の塔、万博記念公園でした!!




私は気分が落ち込むと昔からここへ来て、元気をもらっていたのです。
大学生の時、五月病になり即ここへ来たら気分が一変して元気になりました。



最近、制作やらすべき事柄が超過密スケジュールで、テンテコマイな私にとって、ここはオアシスでした。

近寄ってみるとめちゃくちゃデカイ!!
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べラボーなものを作ると意図して作られた岡本太郎さんのべラボーな意志が今もここにあります。


塔の後ろ側の部分にはこんな感じ。
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何かは解らないけれど、スゴイ!!と言ってこの塔の前で写真を撮る人達が沢山いました。

べラボーなモノだけど、周りの樹と見事に呼応していました。
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万国博覧会が行われる前、岡本太郎さんの下に万博のメインになる建造物の依頼が来た時、万博のテーマ【進歩と調和】について万博側の関係者に聞かれた彼はこう言ったそうです。

『人類は進歩なんてしていない!』

と言って、人間側から見ただけの進歩をあざ笑うかのようなべラボーなモノを提示しよう!!と思い、塔が出来たといいます。



無目的に宇宙に向かって爆発するモノです。

爆発は、爆弾みたいに強烈な音や爆風や被害を与えるものではなく、無音で、精神の中から宇宙に向かって行くエネルギーの様なモノです。

現代人の即物的な考えより、古代人の人と自然や宇宙との関わり合いの方がより生き物として充実した日々を送っていたであろうという様な考えだったように思います。



ま、またここで、私の岡本太郎好きを披露しても仕方ないので、ここらへんで止めますが。





とにかく、大学生の頃からよく来ていた場所に来て、また元気をもらいました。




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万博記念公園の中にはこんな、森のような場所にベンチがありました。

ここでしばらく休憩し、帰って来ました。



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まるく剪定された木々も塔に呼応している様に見えて仕方ありませんでした。



自分にとっての一番の場所はいくつになっても特別ですね。


すべき事にまた集中できそうです。



陶芸家さんの陶器もあいかわらず軽快で植物の様だったし、三位一体の話や絵の話や民芸論とかも話せて、今日出向く事が出来て本当に良かったです。




葉桜になりつつありますが、万博公園散歩、おススメですよ。
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by matsu-komichi | 2013-04-13 19:46

街の散歩

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ポカポカ陽気から一変して、寒い風が吹く4月となりました。

前にも書きましたが、私はいろんな事が重なり忙し過ぎると、全く別な事がしたくなります。
このブログもそんな役割を担っています。

いわゆる気分転換というものです。





そして、気分転換によく行くのが近所のホームセンターです。

学校を出てすぐの時にしていたバイト先で、年下の男の子にある質問をされたのを思い出しました。




『○○さん、よく行くショップとか雑貨屋とかありますか?』

と、長身のイケメン男子に聞かれ、私は普通に

私:『え、ああ、よく行くショップや雑貨屋さん・・・・・コーナンかな。』

イケメン:『ええ!!まじっすか!?コーナンって○○さんの中ではショップや雑貨屋のカテゴリーなんすか!?』

私:『はい。そうですけど・・・・・・。』

イケメン:『俺、フランフランとかアフタヌーンティーとかかなと思ってたっすよ・・・・・』

私:『へー・・・。』



という会話をした事がありました。

イケメン男子に質問されても、微動だにしない、ホームセンター好きです。



最近、いろいろ用事でホームセンターに行く機会があり、そんな事を思い出したのです。



ホームセンターに行くと、なんでも作れそうな気持ちになって来るのです。

工具売り場とかの工具も使いこなしてみたい、とか、材木売り場で木の反り具合を眺めたり、木目の付き方を見たりするのがたまらなく好きなのです。


ふと、店内を見渡すと、私と同じようなオジサマ達がポツリポツリといて、そのオジサマ達はとてもリラックスしていて自由な感じで、どの方もホームセンターでノビノビとしているのです。

普段、家では粗大ゴミ扱いをされて肩身の狭い思いをされているであろうオジサマも、得意げに部品を物色しているように見え、ホームセンターという所はオジサマにとってお風呂屋さんの次に心を開放できる場所なのかもしれないといつも思っています。



そんなオジサマ達の存在を感じつつ、私は私でホームセンターを楽しむのです。


人と関わるのが好きですが、その逆、人と一切喋らず、何かを観察するという事も好きなので、本当にホームセンターは持って来いの場所なのです。

お金のかからない、街中にあるお散歩コースと言った所でしょうか。


そんな所でお散歩していると実に気分が良く、気分が良いと良い知らせが舞い込んだり良いアイデアが浮かぶので、なおよろし、といった感じです。





いつか、自分用の工具一式を揃えたり、大工道具を腰ベルトに装着させて小屋でも建ててみたいです。
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by matsu-komichi | 2013-04-11 18:11

胸に迫る

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昨日と今日は雨風の強い日でした。




昨日の土曜日は、私の参加しているグループ展のメンバーの方の個展を見に行きました。

私の難しく考える頭を笑ってしまえるような、心が何故か軽くなる作品が沢山ありました。
とても良い個展でした。



そして、今日はイベントの日でした。


私は初めて【人の印象を描く】という事に挑戦しました。

今朝はその事で緊張して朝ごはんが喉を通らず、目覚ましのコーヒーのみで京都に向かいました。


限定10名の方の印象を絵にする、という企画でした。

沢山の方がいらっしゃっていて、私はただただ一つ一つの事に徹しました。


私の企画を受けて下さる方が、私の前に座るのですが、受けて下さる方の思いがフワフワの真綿の様な好奇心や素直な表情で、受けて下さる方々に私は癒されました。



そして、そのイベントが終わり、次に向かったのはまたまた同じグループ展に出品している方の個展でした。

その方の版画で、植物を描いたモノがあり、魅入ってしまいました。



土曜、日曜、と胸がいっぱいになる事が立て続けにありとても有意義で、クタクタで、なんとも心地良いのです。

どう言えば良いか解らないくらい、空っぽだった所が優しいもので満たされた感じです。


タイミングが合わなくても、嵐が吹き荒れても、雨が花を散らしても、良いと思える感覚です。




本当に胸がいっぱいです。





とりあえず、感動が冷めない内にと思い、書いて見ました。
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by matsu-komichi | 2013-04-07 22:57

船の版

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今度、木版画の個展をするDMです。

まだ、友人知人全てにDMを配り終えていないです・・・。




これは以前、ブログにも紹介しましたが菱垣廻船という船をモチーフにしました。

何故かというと、個展をする場所が Mont Bateau という名前のある場所だからです。


京都の船山(五山の送り火の一つ)が見える場所で、そこで木版画展をすると決まった時から船の木版を作ろうと思っていました。


でも、港には最近の船ばかりで、どうも自分のイメージした船ではありませんでした。

私の頭には昔の日本の船のイメージが浮かび、そんな船が是非見たいと思いました。



そんな時、和船の帆かけ船というキーワードがポンと浮かび、それをネット検索すると、菱垣廻船に辿り着きました。



でも、ネットで見る船は真実味がないので、何処か船の博物館はないのか??と探し、とある博物館に行く事になりました。



そこで見た和船を木版用にやや省略してはいますが仕上げました。




この船は、江戸と大坂間を行き来していたらしく、とても大きな貨物船でした。

沢山の人が船を動かす原動力になっていました。


船大工さん達が木を切り削り船の形にして、船員さん達がありとあらゆる場所に配置され、船の航路を示す灯台の灯りが陸にどっしり構え、羅針盤などで船の進む方角を調べながら、航海するのです。


酷い嵐の時は、積み荷を海に投げ、船のバランスを取り航海の安全を心掛けていたのです。


大きな帆布は約200畳分の面積で、上手く風を読み大きな船を動かしていたのです。

その説明を博物館で聞いただけで泣けてきました。



一つのものが動く時は、どれだけの力が働いているのか・・・?!と。


航海の無事を祈る人の思いや、船の造船に関わった数多くの人達の思いが一つの船を動かしていると感じました。




私の個展も、正にそんな感じです。

いろんな人の思いがあり、一つの行動へと至ったのです。




『油絵をやって来たのに、何故いきなり木版で個展??』

とか言う人や

『え?!個展期間3日間だけ?!』

と言う人や、もっと中心部の名のあるギャラリーで何故しないの?と言わんばかりに首をかしげる人、いろいろ出会いました。



でも、私は本当に個展が出来る身分ではなかったので、何年も先の事だと諦めていました。


なので、話は以前のブログと重複しますが、タロット占い師さんが

『私の仕事場で良ければ・・・』

と仰って下さり、ものすごく嬉しかったのです。



正直、絵の友人や私のDMを見て下さる人に場所の説明をすると、大抵の人が

『大丈夫なのか?!』

という顔をされます。



いろいろマスコミなどではいろんな出来事があるので、余計気になるんでしょうね。

でも、タロットも絵から情報を読み取るし、普段絵描きがインスピレーションや理性でもって情報を整理している様に、私に場所を提供して下さった方も五感や第六感をフルに使い真剣にカードに向き合っているのです。

ただそれだけの事なのです。



世間には偏見や思いこみが沢山あるし、のめり込んだら怖いとか言う意見もありますが、のめり込んだら怖いものなんてこの世に腐るほどあります。


お酒、タバコ、ギャンブル、異性、・・・・などなど。



そんな世の中に居るけれど普通に生活しているのだから、怖い事なんて何もないのだと私は思います。

なんと言っても、私の親の故郷には普通にシャーマン的な人が居ましたしね。




とにかく、与えて下さったとても有り難い機会なのです。

私にとっては宝くじに当るより嬉しい事でした。

美術の評論家や偉い先生や同世代の絵を志す人達が何を言っても構わないのです。


何処で作品を発表しても恥ずかしくない作品を追求するのみ、ただこれだけです。



いろんなグループ展に作品を出品するようになってようやくそれが解りました。


そういう強い意志で作品を作り展示をすると、必ず見てくれる人は居るという事も解りました。





ストレスで、片方の目が失明するかもしれないという病気にかかり、一生病気と付き合って行く事になった事で、本当に自分は何の為に生まれて来たのかと思いました。

と同時に目には見えないモノの存在をうっすら感じる性質も相まって、何故自分はこんななのだ!と。


片方の目が元気なんだから、目が見えなくなる訳ではないじゃないか!!と言われるかもしれませんが、怖いものです。



だから自分の出来る事を精一杯の力でやって見ようと思うのです。

思いっきり自分に向き合わないと、世界の尻尾は永遠に見れないのだと思います。




でも、その自分を支えてくれている人や物事も見えないけれど沢山あって、自分を動かしているのだという思い、それがDMの絵になりました。



気になる事にはとことん関わり、足を運び、自分から頭を下げて、また動いて、怒って泣いて笑って、そんな事に熱くなり静かになる自分が居るのです。





木版画展、頑張ります!!


そして、近い内に絶対、油絵の個展をしたいです。

大きな場所で、大きな作品をドカンを並べたいです。
(もう既に何処で油絵の個展をするかは決めています。いつするかは未定ですが・・・。)





京都・西賀茂、Mont Bateau 4/27,28,29
11:30~17:30(最終日17:00)


木版画どすえ~。  

おこしやす。
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by matsu-komichi | 2013-04-06 20:35

春の嵐

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今日は暑いくらいの天気でした。

明日と明後日は雨風がスゴイらしいですね・・・嵐だとか・・。

雨風の後は桜の花弁の絨毯でしょうね。



上の写真の樹は、確か リュウキュウマツ だった気がします。

気肌は迷彩服みたいです。
雨に濡れて、迷彩柄が更に複雑な模様になっていて、綺麗でした。



私は、友人や知人の人にいろいろ自分の展覧会やイベントの告知をして頂いているのに、あまり自分のブログではハッキリとした告知はしていないなぁと今日思いました。(今頃!)

しかし、なんだか自分はブログでは日々の事をつらつらと書くのが好きなので、自分の事の告知するのはあまり興味がないのだと思います。


きっと、

『絵を描いている人なのに、絵なんて殆ど載せてないじゃないか!?樹ばかりじゃないか!?つまらねー!』

とこのブログを読んでしまった人は思っている事でしょう。



こういう所がきっとあまのじゃくなのだと思います。

絵をやっているのに、絵をあまり見せたくない、みたいな感覚になる時があります。



人が好きなのに、人にものすごく会いたくない時もあります。

だから、絵描きだから展覧会とかになるといろんな人に会って話さないといけないと思うと、逃げたくなるのです。


この二面性は魚座ならではな気がします。





絵描きがメインではなく、絵がメインになってくれればいいのです。




こないだも、どうすれば絵がメインになるかな?と考え、作品に仮額を付ける為にホームセンターに木を買いに行きました。

ニスコーナーで、ニスも買いました。



家でノコギリを使いササッと仮額を作りました。

キャンバスの横に付ける木(仮額)の雰囲気は展示会場に合うように作ります。

展示会場の床がやや暗めの茶色だったので、ニスはオールナットを使いました。



ニスは3,4回塗り重ねます。

塗り重ねる度に良い感じに木目が浮かびあがります。

誰とも喋らず、木にニスを塗っている瞬間がたまらなく好きです。
木がどんどん美しくなり、ニスの光沢の輝きが増すのです。


木にとっては、そのままにしておいてくれよ!的なものかもしれませんが、人にとっては木に細工を施し完成品にする事がたまらなく楽しいのです。



しかし、最終的にキャンバスに木を取り付けると、必ずどこかが1ミリ狂っています・・・。

たかが1ミリ、されど1ミリです。

私が大工見習いだったら、棟梁さんに毎回

『ばかやろー!!』

と怒鳴られているでしょう。
(私の棟梁さんのイメージは何故かいつも江戸っ子の宮大工です・・・。)



油絵を展示会場に馴染ませる為に、毎回1ミリの壁にぶつかります。



でも、絵を描く事に匹敵するくらい、額取り付けや、梱包作業は楽しいのです。


綺麗に梱包できた時の嬉しさや、上手く壁に釘が打てた時の達成感はたまりません。




でも、調子にのってトンカチで左手親指をガツンと打ち、5ミリ程度の血豆が出来ました。

でも、

『なるほど、血豆は豆のようにまあるく血の塊が出来るから血豆って言うんや!!まあるい形が面白い!』

と、血豆の痛さより、形状に感動しました。




日々、そんな事を私は思っています。


どうでも良い事をつらつらと書く事に喜びを感じています。

いや、他人から見たらどうでも良い事ですが、私にとっては重要な出来事達です。




コアラに似ていると昔友人が言った通り、自分は本当にノンビリしています。

よく

『地方出身の方ですか?』

とも言われ、こないだは山形の人に間違われました。


そんな自分がスケジュールに追われるなんて思いもしませんでしたが、追われる春となりました。




気分転換にお花見でお酒を飲んだら、もの凄くダルく眠くなり、友人にそれは歳のせいだみたいな事を言われましたが、歳ではないのだと自分では解っています。

頭の中が常にフル回転しているので、お酒を飲むと体は正直になるのです。

その証拠に花見の後、約1時間ほど寝たら超スッキリ頭になっていました。



ぼんやりして仕事先では花瓶を割るし、トイレブラシは折るし・・・。

終始頭を使うと、頭は使いたくないという信号を発し、結果ぼんやりを決め込むのですね・・・。



上手く出来ているものです。






コアラな自分が何故、社交的に成らざるを得ない分野に居るのかが解りませんが、なんとかこの春を乗り切ってみたいです。
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by matsu-komichi | 2013-04-06 00:52

春模様

a0249049_87547.jpg

桜の季節です。

桜の花が満開で街は桜がメインになっていますが、隠れた所にもお花がありました。


こういう模様的なものに萌えっとなる自分。



模様はやはり、見えないものと見えるもののハーモニーです。

・・・と訳のわからない持論を言っても仕方ありませんね。




a0249049_8124434.jpg

川沿いの道に桜が満開でした。

でも人が多かったのでこんなアングルの写真しか撮れませんでした。




週末、あるイベントに参加しました。


もの凄く急に参加が決まったので、全てがバタバタしていて、疲れました・・・。


友人知人全てお誘いする事が出来なかったし、てんてこまいな日々でした。




しかし、そこでも不思議な出会いはあるもので、私の絵を気に入って下さった方が何人かいらっしゃって、いろいろお話しました。

ギャラリーの人、芸大出身の人、会社員の人、友人の昔ながらの友人さんに出会ったりして、とてもいろんな出会いがありました。





黒澤明監督の【7人の侍】が私は大好きなのですが、その中に出て来る 志村喬 さんという俳優さんの役柄がとても大好きです。

自分の眼力で、志村さんは7人の侍を見付け出すのです。


その志村さんの役柄には到底近付けませんが、いろんな人がイベント会場に行き交う様を見ているとその役になった様な気がしました。



なんとなくピンと来た人達に声をかけると、スマッシュヒットだったのです。

話が合い、どんどん会話が進みました。

共通点が合ったり、私の絵を気に入ってくれたりして、不思議だなぁと思いました。



でも、根が私は人見知りなので、人と会ったり話す事がかなり苦手で、もの凄くストレスが溜まりました。

そんな中、ポツリポツリと私の友人が来てくれたので、友人の顔を見た途端神経が緩み、普段の他愛もない会話で笑い転げるタチの自分に戻りました。

それで上手く行ったり、失敗したり、がいろいろありましたが、今は心地良い疲れを感じています。




初対面の人と会う事は、もの凄く自分のインスピレーションを働かせて相手を認識するものです。

なので激しい疲れが生じたのですが・・・。



まるで映画を見ている様に、いろんな役者さんが入れ替わり立ち替わり居る、といった感じでした。

侍みたいな人、パティシエみたいな人、忍者みたいな人、喜劇役者みたいな人、お坊さんみたいな人、科学者みたいな人、京都で踊りをしていたような人、地方のお城の本当に地域の人を愛していたお殿様とお姫様みたいな誠実で清潔感溢れるカップル・・・

といった感じで、受ける印象が様々で、とても面白かったのです!




よく十人十色と言いますが、正にその様な感じでした。



今週末に【人の印象を描く】というイベントをするので、その予行演習だな、こりゃ、と一人納得しました。


しかし、まだいろんなやるべき事が山積みなので、気は抜けません・・・。





グループ展ばかり去年からやっているので、

『なんでグループ展ばかり出ているんだ!個展をした方がいい!』

という意見もありますが、自分の出来る範囲での展示をやっと去年から始められる様になったので、私的には重要なステップ段階です。



でも、そんな私にも個展の機会が奇跡的に巡って来たので、今月はまた頭フル回転です。

木版画を去年から発表し出して、まだ木版に関しては卵にもなっていない状態です。

でも、考えている事はどういう作品を作っても必ず出るものなので、油絵とは雰囲気がまた違いますが与えられた場所と表現を最大限に生かそうと思います。



私を少しでも知っているという方には是非見に来て頂きたいです。


頑張ります。
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by matsu-komichi | 2013-04-01 09:13


『コミチ ピクトゥーラ』 油絵・写真・音楽・自然観察を楽しみながら日記のようなものを書いています。


by matsu-komichi

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