<   2012年 03月 ( 7 )   > この月の画像一覧

花の心

a0249049_8452933.jpg

昨日、花屋さんで買った花です。

今日で、大好きな朝ドラ『カーネーション』が終わってしまうので、一本だけ買って部屋に飾り、朝ドラを見ました。



去年秋から始まったそのドラマに、とても興味を持ち毎日欠かさず見ていました。


最初の頃、幼い主人公が、親戚の家でドレスを見た時の表情がたまらなく素敵で、何故こんなに自分がこの主人公の表情に惹かれるのかわかりませんでした。


そして、主人公は学生になり、服の仕立て屋さんでミシンを見付けます。

そのミシンを見付けた時の表情がまた素敵でした。


そこで何故主人公に惹かれるのかがわかりました。

自分の人生を共に歩くモノに出会ったから、でした。



周りに反対されたり、批判されたりしても自分の信じる道を行く主人公が綺麗だと感じました。





人は時に、誰かに酷く否定されたり、傷付けたりする事があります。

自分が一番信じている事を非難されたりもします。



しかし何故人に嫌悪感を与えてしまう事になったのか?というものの核があり、それが素直な動機であればあるほど、誤解を生んだりするのだと思います。


人を傷付けたくなんかないのです。

でも、自分の心を解放するには、自分のしたい事をするしかなくて、解放する事が出来なくて窒息しそうになる自分の心までは、人には分からない時が多々あるのだと思います。


何年も何年も、それが人には伝わらなくて、人と関わるのが億劫になってしまう事もあります。

でも自分の心が強く欲するモノは、自分や他者をも貫くものになるような気がするので、諦める訳には行かないのです。




と、少々話がズレましたが・・・


今回の朝ドラを見る度、自分の心の在り様を改めて感じます。





つい先日の放送で、主人公が


『みんな弱いもんや、でも何とか繋いで繋いでやって行くんや』


と言っていました。



弱さが人生に於いてあだになるのかもしれませんが、弱さや不安があるのも自然な事なので、馬鹿な自分も自分なのだと受け止めて行きたいと思います。




朝ドラの主人公はミシンを人生の友にしていましたが、そのミシンをたとえてこんな事を言っていました。



『ミシンはだんじりや!』


と。

最初それを聞いた時は 『?』 と思いました。

でもだんだんわかって来ました。



自分の心が熱く成るモノ、です。

自分と自分を取り巻く大きな世界とを繋げるモノです。

大事なモノです。



私の住んでいる地域のだんじりはスローな感じで動いて行きますが、以前岸和田にだんじりを見に行った時の印象は凄かったです。


狭い道を勢い良く走り抜けるだんじりや人達を目の当たりにして、とても驚きました。

その時、今まで感じた事のない熱気をもの凄く感じて、次の日、私は寝込んでしまいました(^_^;)

頭が一日中グルグルしてました。



その土地の人達の心の熱さだと感じました。

それに、目に見えない、繋がっている存在も祭を楽しんでいる様な気がしました。

寝込んでしまったけど、また見てみたいなと思います。





こないだ


『涙と共にパンを食べたものにしか人生はわからない<ゲーテ>』


という言葉を聞きました。




朝ドラの主人公はきっとそんな事をしたんだろうなと思いました。


主人公さんに、

『面白い人生を見せてくれてありがとう !! 』

という気持ちで、カーネーションの写真を載せる事にしました。


とても面白かったです。





それから、私の大好きな モクレン が満開になりました。
a0249049_9521272.jpg


ハクモクレンです。

枯れ木に花が咲いたみたいな、この木が大好きです。

人の思いが膨らんで花開いたような姿だなと毎年思います。


花の中心は柔らかい色の幾何学的な感じのデザインを施したモノを包んでいます。
a0249049_9563334.jpg


弱い人間の心に届くように、と言っているみたいです。
[PR]
by matsu-komichi | 2012-03-31 10:05

木が好き

a0249049_20215823.jpg

さっき、西の夜空を見ると、とても綺麗な三日月と星が出ていました。

とても薄い金色のお皿の上に乗っていた金平糖がコロンと落ちたような感じで、魅入ってしまいました。

何かが移り変わるような予感を感じました。




上の写真は去年5月に、鞍馬に行った時の写真です。



一人で

『そうだ、鞍馬へ行こう!』

と思い付き、丁度、新緑の美しい季節だったので、電車の窓から見える緑が心地良く、ずっとこのまま電車に揺られていたいと思っていたら、鞍馬に着きました。



駅から鞍馬寺まで、少し山道を登ります。

ケーブルカーもあったのですが、とても清々しい空気の中を歩かないなんて損!!と思い、山の雰囲気をゆっくり味わいながら、登りました。



そして、鞍馬寺に着き、お参りをして、貴船方面に行く道を行く事にしました。

その道の途中の 木の根参道 という道の写真を撮りました。


文字通り、木の根っこがウネウネしていて、気を付けないと転びそうなのですが、とても気持ちが良かったです。


私がこの道を歩いている時はほとんど人がいなくて、不思議な感覚を覚えました。



私が山道に疲れて

『もう無理・・・歩かれへんわ・・・』

と心の中で弱音を吐くと、頭上高い所の木々がザワザワっと動き、目の前にハラハラっと落ち葉が落ちて来たりして

『ちゃんと歩け!』

と何者かに言われたような気がして、ハッと我に返り、またトコトコ歩いていたのです。


でもやはりなまった体には山歩きはキツくて、途中いくつかの小さなお社に出くわす度

『ああ、どうか無事に下山出来ますように・・・!』

と願っていました。


人生の転換期で迷っていたので、そのあたりの迷いをどうにかしてもらう為にお参りに行ったのに、下山出来ますように!としか言わなかった・・・と後で後悔しました。


でもとても木々達が生き生きしていて、穏やかな気持ちになりました。



a0249049_2047526.jpg

貴船に着くとこんなお地蔵様みたいな石があったり


a0249049_2048325.jpg

お抹茶テイストのカヌレ ? 

みたいな感じの朽ちた木の年輪がありました。


山はいろんなモノの始まりから終わりを見ている様で、永続的なサイクルを見せてくれているようでした。





そんなとてつもなく心地良い雰囲気のある場所の木は伸び伸びとしていて、堂々としてます。

見ていると、私の心も伸び伸びして、穏やかな気持ちになります。



あまり街中ではそんな木にお目にかかれないのですが、こないだある方の作品を見に行く途中の道で、とても良い雰囲気の木を見付けました。

下の写真がそうです。



駅から展示会場までは閑静な住宅街なのですが、川沿いの道があり、その川沿いに植えられている木々がとても伸びやかに育っていて、なめらかに枝を広げ、蕾が開くのをゆっくり待っている、といった感じでした。


友人や知人の展覧会に行く時、私はとても緊張してしまうのですが、その川沿いの木々達のお陰で、穏やかな気持ちになり、ゆったりとした気持ちで展覧会を見る事が出来ました。


日差しも、その時はポカポカと暖かくて、良い時に訪れる事が出来たなぁとしみじみ思いました。

木々との出会いもまた一期一会です。

a0249049_21101927.jpg

[PR]
by matsu-komichi | 2012-03-27 21:16 | 写真

お裁縫

a0249049_20482366.jpg

私は去年から不定期で、裁縫教室に通っています。

美術や音楽以外に、お裁縫も大好きで、小学校高学年から持っている裁縫道具を愛用しています。

小学校高学年から男の子も家庭科の授業で裁縫をしていたので、私は兄の裁縫道具のお古を引き継いでいます。



基本的に、自分でモノを作る事が大好きなので、お裁縫も美術の延長のようだなと思います。



ずっと、お裁縫を習いたいと思っていて、ネットで見つけた素敵な教室に飛び付きました。


先生は、とても気さくな方で、分かりやすい教え方をして下さり、お話もとても面白いのです。

そして、作業場がものすごく使いやすくて集中できるのです。



教室は住宅街にあるのですが、お庭が斜面になっているので、森にいるような錯覚を起こします。


軽井沢か北海道の森のような感じです。
(両方とも私は行った事がないですが、私が抱くその両方のイメージにぴったりなのです。)




そんな素敵な所で、今回も洋服を作りました。

フード付きチュニックです。
a0249049_2193063.jpg

a0249049_21101046.jpg


先生と私ともう一人の生徒さんと、女子トークで盛り上がり、3人で楽しい時間を過ごしました。


新しく作業場を増築されて、とても可愛い照明などが付いていたり、作業導線が工夫されていて、ミシン達が生き生きとしていました。
a0249049_21162295.jpg



モノ作りをすると、シンプルに『楽しい』と思わせてくれます。

私にとってとても大事な事です。




春分の日から新しい一年が始まると聞きました。

お花屋さんで買った季節の花のラナンキュラスもふんわりと花弁を広げました。

そのラナンキュラスが綺麗過ぎて、何枚も写真を撮りました。
a0249049_21315466.jpg



『モノ作り、頑張れよ!』

と花に言われたような気がします。



モノ作りもそうですが、ラナンキュラスみたいに、女子としての美も追求しなくては、とぼんやり思いました。
[PR]
by matsu-komichi | 2012-03-21 21:38 | 裁縫

散歩

a0249049_15142438.jpg

ストレスを感じると私はよく散歩をします。

近所に公園があるので、とても助かっています。



雨が降った後などは特に気持ちが良くて、土と木と雨の香りがなんとも言えません。



自転車で公園に行き、公園内の泥だらけの道を調子に乗って走っていて、横道に曲がろうとしたら、自転車ごと、ぬかるみにはまって真横にこけた事もあります。

通りすがりのおじさまに 
 
『ねえちゃん、ここ(泥の中)でこけたんか?!えらいこっちゃ、大丈夫か?!』 

と優しい言葉をかけてもらいました。



近くのトイレの手洗い場で、着ていたカーディガンを水洗いして、その日は電車に乗って出かけるつもりでしたが、上も下も泥だらけになったので、お出かけは止めました。



そんな私の行いをいつもよく見ている木々たち。


上の写真はたぶんフェニックスという南国系の木です。

パイナップルのお化けのような感じです。


その木に、苔がびっしり付いていて、雨降り後なので、とても瑞々しい雰囲気をかもし出しています。



a0249049_1531795.jpg

そして地面を見ると、違う木の根っこが顔を出しています。

木霊の顔のようにも見えます。


a0249049_1540458.jpg

木の根と水分をたくさん含んだ緑が美しいです。


a0249049_1533185.jpg

桜の木を見ると、樹皮がたくさんの目玉のよう。

誰かにデザインされたかのような姿です。




早咲きの桜はもう咲いていました。

桜満開の季節にはまだ早いですが、桜の木の下でお花見がしたいなぁと思いました。
[PR]
by matsu-komichi | 2012-03-18 15:45 | 写真

好み

a0249049_19415030.jpg

用事でインドに行っていた友人が日本に帰って来ました。

その友人とは19歳の頃から美術を通して仲良くしています。

同じ教室で共に美術を学んだ仲間です。
(今回、布の事でブログを書いても良いと了承を得たので書く事にしました。)



その彼女が私に、インドの布(ストール)を買って来てくれました。

上の写真がそうです。

私のイメージでこれがいいと思ったらしいです。




まさにドンピシャです。

私はこの布を見るなり、とーっても気に入ってしまいました。

色使いがとても綺麗で、南国の花みたいだなと思いました。



特にエスニック調の布が好きとかではないのですが、私は何故かインドが好きなので、インドの布に惹かれていました。

(紅茶も好きですし、ゾウも好きです。スパイスも大好きです。)

丁度こんな感じの春のストールが欲しいなと思っていた矢先の出来事でした。




インドのチョアラビーチという所で買ったと彼女は言っていました。



写真もいろいろ見せてもらいましたが、インドの混沌とした風景ではなく、とても穏やかな南地方独特の雰囲気があり、布を眺めていると、鮮やかな色合いとは相反した、ゆっくり流れる時間を感じました。



そして、それを早速首に巻き、街へ出かけました。


帰って来てもインド気分で、チャイを作り、飲みました。

私はシナモンが大好きなので、シナモン多めで、あといろいろ他のスパイスも入れ、一口飲むと、もうここはインドです、といった妄想に入りました。

シタール演奏が聴こえて来ます。



私は前から、インドとフランスが好きで、たぶんかなり前にそこで暮らしていて、紅茶ばっかり飲んでいたのだろうと思っています。




私はビンディーというインドの人が額の中央に付けるモノが似合う顔だと言われたりもして、勝手にインド繋がりがあると思っています。


フランスは・・・・・フランス菓子が好きだからです。
(フロランタンやダックワースなど)

どちらも単純な理由です・・・。



でも、なんか、あーだこーだと考えずに、ああいいなぁと単純に思える所が二つの国にはあり、そういう気持ちは大切だと、布をくれた彼女と話していました。




彼女は

『思考はネガティブな方に傾きやすくて、感覚は素直だ』

と言っていて、私も、そうだと思いました。



心から感じる事は、嘘を付けないのだと思います。



『これが良い』 とか 『この人はなんか好き』 とか 『これはなんかイヤ』 とか。

考えるより先に出て来る感覚は一番自分をよく知っているのだと思います。



自分の好みのタイプではないのに、一目で心を奪われ、その人にはたくさん自分と同じ所があって、何故一目で惚れてしまったのかという理由が後から後から出て来たりする事にも似ています。




人だけではなく、これはモノにも言える事です。



私は何故か模様に惹かれてしまい、アラべスク模様や唐紙や布の模様を見ると、模様を追いながら意識がグルグルループしだして、時間が経つのを忘れます。


この事に関しては未だ理由は掴めていないのですが、おそらくいつかはその理由と鉢合わせすると思います。




とにかく、私は布が好きなので、布屋さんなんかに行ってしまうと、もうアウトです。


一日中、布屋さんの中に居ても構わないとさえ思います。




好きなモノや人を素直に好きだと感じる心。


目には見えない心と共に生きる事を選んだ事は素敵だと思います。
[PR]
by matsu-komichi | 2012-03-15 20:59

年輪

a0249049_055137.jpg

近所の公園を散歩しました。

まだ寒いので植物達も眠っているようです。



でも、いろんな植物の蕾を見付けました。

桜や雪柳、名前はわからないけど、顔見知りの植物達の小さな蕾を見て歩くのが楽しかったです。




びっくりしたのが、上の写真の切り株でした。

おそらく日当たりを良くする為に木が切られたのだと思いますが、何本もの大木が切られていて、赤毛のアンが森でピクニックをする時に使った切り株のようなものが幾つもありました。


しかし、その切り株の中の一つがとても綺麗な色をちりばめた作業台みたいでした。



美術系学生の作業場のように、台の上に使った色が滲み出して重なったような感じです。

(綺麗好きな美術系学生さんは、きっと作業台や作業スペースを綺麗にしていると思います・・・私の場合は床やイーゼルなどにいつも色が沁み込んでました・・・)




その切り株を見て、大学内の野外で立体作品を作っていた同級生達の事を思い出しました。


私の油絵のクラスは部屋の中での制作でしたが、大きな立体作品を作る彫刻クラスの人達は戸を開け放して外と一体になるような所で制作をしていたように記憶しています。

冬場は寒いだろうけど、外での作業は気持ち良いだろうなと思っていました。


大学3年の時、その彫刻を作っているクラスのすぐ側で、私のゼミの春の親睦会をする事になり、ゼミの先生の持っている巨大な鉄板を建物の3階から皆で下ろし、バーベキューをした時、美味しい香りにつられて彫刻クラスの人や、通りすがりの別クラスの人も一緒になってワイワイと騒いだ思い出があります。



もう何年も昔の事ですが、春になると思い出します。



切り株には一年毎に年輪が作られ、陽が良く当たる方角を示していたり、夏場や冬場の年輪の出来方が違っていたりします。

ドイツ菓子のバウムクーヘンみたいにも見え、これだけでっかいバウムクーヘンなら何日で食べられるか?とか考えてしまいます。



カレンダーよりもわかり易い年輪の一年という節目。


ただ春が来て夏が来て秋が来て冬が来た、という時間の重なりではありますが、一年はやはり表されています。






去年の3月11日は自分の為に、自分の誕生日ケーキを作っていました。


出来上がって、台所で洗い物をしてた時に、グラグラ揺れて、慌ててガスを止めて、テレビを見て愕然としました。



それから夜にケーキを食べましたが、生まれて初めて、ケーキの味がわかりませんでした。


人の悲しみと、自然の営み、この二つが喉の奥に詰まっている様でした。





私は前にも書きましたが、イベント事が大好きで、人の誕生日も自分の誕生日も祝うのが大好きなのです。

でも、去年の出来事を体験して、自分の誕生日はとても大きな課題を毎年突き付けられるのだと思い、今年はなるべく静かに昨日の日を迎えました。




去年やっていたドラマで、犯罪者の被害者と加害者という立場の物語りがありました。

その最終回で、犯罪加害者の家族と被害者の家族が共に苦しみを分かち合い、最後にある言葉を唱え、ドラマは終わりました。




その言葉は





『悲しみの向こう側』





という言葉でした。






誰にも解らないけれど、必ず悲しみの向こう側があり、そこは人一人の想像を遥かに超える静かで美しい場所なのではないかと私は思います。


感情を超えた向こう側に行くには、木の年輪よりも沢山の時間が居るかもしれません。


でも、何か一つ光るものを信じて生きて行けば、気付かない内に辿り付いているような気もします。







薄っぺらい事しか書けないけれど、私はそういう気持ちで絵を描いて行きたいなと改めて思いました。



気付かせてくれる自分の誕生日が有り難いです。

a0249049_1295747.jpg


a0249049_1303147.jpg

[PR]
by matsu-komichi | 2012-03-12 01:35 | 写真

お雛様

a0249049_0304662.jpg

日付けが変わり、3月3日になりました。

今日はお雛祭りです。



私のお雛様は前にも話しましたが、ガラスケースなのですが、そのガラスケースの中にはお雛様がこれでもか!!というくらい、居ます。


もともとからあるお雛様と、小学生の頃に学校で兄と私が作ったお雛様が一緒に入れられています。


しかも私は、小学2年と3年の時、続けて作ったので、総勢4カップルのお雛様がガラスケースにひしめき合っているのです。




母が


【記念だからとっておこう】


言って置いておいたらしく、姪っ子達に嬉しそうに見せていました。






写真のお雛様は私が小学校2年生の時に作ったものです。

兄は工作が下手なので、載せるとマズイと思ったので、私のにしました。



よく見てみると、私のお雛様の着物に使われている紙は、商売人の家にありがちなロゴのある、おめでたい時用の包装紙でした。


家の実情が垣間見えます。



『包装紙なんて買わんでええ。家のを持って行き』


といった具合です。



でも、自分で言うのも変ですが、とても可愛らしく伸び伸びと工作を楽しんでいたのがわかります。






そして、面白い事に、私が小学校3年の時に作ったお雛様は、2年生の時とガラリと変わっていました。

お雛様の表情がどこか寂しげで、お内裏様とお雛様、二人並んで、冴えぬ顔、なのです・・・。




なぜ、冴えぬ顔なのか・・・


それには理由があったのです。




私は、小学校3年生の1年間、ずっと緊張の連続で、学校に行くのが嫌で嫌でたまらなかったからです。



何故、嫌で嫌で仕方なかったのかというと、3年時に担任になった先生がとても怖かったからです。






忘れ物をしては怒られ(ビンタされ)、給食を早く食べれないからと怒られ、字が汚いと言ってはノートを放り投げられ、幼な心に

『学校はテレビで見る刑務所なのか?!』

と思っていました。



自分が怒られない時でも、誰かが怒られていると心がキュウッと締め付けられて、泣きそうになっていました。


でも、大抵、忘れ物がひどいメンバーが怒られていて、私はその一員でした。





一番鮮明に思い出す出来事があります。

ある朝、学校に登校した時、とても成績が良くて忘れ物も殆どしない友人が、自分の席でシクシク泣いていました。


私はびっくりして、その子の所へ駆け寄り、何故泣いているのかを聞きました。


すると、その子は国語の教科書を忘れたと言い、またシクシク泣き出してしまいました。





他のクラスの者であれば、こんな時は


『ああ、ほんなら、別のクラスの友達に借りたらええわ~早速借りに行こっと』


と気楽にしてられるのですが、私のクラスでは違いました。




忘れ物を先生に申告せず、他の者に借りて済ませようものなら、担任から激しく怒られるのです。

私は優等生のその子の

『忘れ物をした・・・』

という言葉にどれほどの恐怖が含まれているのか、瞬時に解り、その子に何も言えなくなりました。






そして、私が何も言えずただその子の隣に突っ立っていると、その子は私に向かって凄い事を言いました。


『・・・私、いつも○○ちゃんが忘れ物をして先生にビンタされてるのを見て、とても可愛そうやなと思ったりしててん。でもそんな私が今日は○○ちゃんみたいに先生にビンタされるんやわーーーー!!!』


と言ってワアワア泣き出してしまいました。



私は周りの友人達にまで恐怖を抱かせてしまうくらいの事をしていたのだ、と茫然となりました。

某テレビアニメの○子ちゃんみたいに、顔に縦線でした・・・


(少し訂正ですが、優等生のその子はいつも私が忘れ物をしているような感じのニュアンスで言いましたが、決していつもではなく、時々です。)




その子の発言が鮮明過ぎて、その後、その子が先生にビンタされた事とかは記憶にありません。





そんなこんなで、小学校3年生の1年間はとても嫌な緊張感でいっぱいだったので、お雛様の表情も曇っていたのです。


今でも私は、感情的になって怒り散らす人が苦手で、そんな人に会うと少し手や足が震えます。



でも、そんなに怖い思いをしたのに3年生の1年間は忘れ物がなくならず、引き続き、周りの友人達に怖い思いをさせていたのです・・・。






4年生になると、世界が変わったのか?!というくらい優しい先生が担任になり、不思議と忘れ物もなくなっていたように思います。



給食で食べれないパンを、その先生が

『持って帰っていいよ。』

と言って下さった時、私は



『パンを持って帰ってもいいんですか?!』


と泣きながら言いました。

嬉しさと、信じられない気持ちでいっぱいだったからです。



なぜそんな風に泣きながらだったのかと言うと、3年生の頃の担任は基本的に持ち帰りは許してくれなかったからでした。




私の母は、小学校の懇談会で、3年時の担任の先生に

『お宅の娘さんは給食を食べるのが遅い!食べなさ過ぎる!』

と言われたそうですが、母は



『そんな、給食を食べへんくらいで、うちの子は死んだりしません!!家ではきっちり食べてます!!ほっといてください!!』


とタンカ切って、プリプリ怒りながら懇談から帰って来た事がありました。


私が、いつも給食が苦痛だと言って泣きながら家に帰って来ていたので、母は仇をとってきたかのような雰囲気でした。







そんな思い出が詰まった、冴えないお雛様も、きちんとガラスケースの中に居ます。






私の家のすぐ前は、私の出た小学校があります。





学校に行きたくないと言って泣きながら親に連れられて行く小学生が居たり、好きな女の子をからかいながら帰り道を行く男の子がいたり、教わった歌を歌いながら楽しそうに帰宅する子達、いろんな姿が見えます。



私は、私みたいに、先生に怒られてばっかり居る子がいないようにと、いつも願ってしまいます。





今年も、お雛様がいろんな子供の成長を見守ってくれますように!
[PR]
by matsu-komichi | 2012-03-03 01:58 | 美術


『コミチ ピクトゥーラ』 油絵・写真・音楽・自然観察を楽しみながら日記のようなものを書いています。


by matsu-komichi

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

カテゴリ

全体
ブログ
写真
音楽
美術
裁縫
料理
未分類

以前の記事

2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月

フォロー中のブログ

Mimosa Garde...
タルラタンタンの銅版画日記☆
二人乗り

注意事項

komichi-pictura ブログの文章、写真、等を無断で使用する事を禁じます。

最新のトラックバック

ライフログ

検索

その他のジャンル

最新の記事

お詫び
at 2013-09-12 17:45
秋の声
at 2013-09-10 21:40
メッセージ
at 2013-09-06 18:55
名残
at 2013-08-28 21:45
もがく事、磨く事
at 2013-08-24 00:04

記事ランキング

ブログジャンル

日々の出来事

画像一覧