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雨音

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以前、雨上がりに公園に行った時の写真です。

小さい頃に見ていたテレビアニメ 【ミツバチ・マーヤ】では、葉っぱの上に乗っかった雨粒でマーヤが顔を洗っていました。

私もそんな顔の洗い方をしてみたいなと、子供の頃に思っていました。




体調が良い日も悪い日も、何か思い付くと紙とペンを持ちます。



夜中ですが、雨音が強いので、その雨音を聴いている内に 『ブログを書こう』と思いました。






雨音を聴いていると、ショパンの 【雨だれ】 を思い出します。

繊細な心を持ったショパンは、心理描写が得意だったんだなと、雨だれを聴く度に思います。




甘い思い出や、余韻がやって来て、次第に不安が心を襲い、我に返り、雨音をただ聴いている。

といった感じのピアノ曲です。



今、私はリアルタイムで雨の音を聴いていますが、ショパンの様な気分にはならず、雨音なのに川の側に居る様な気分で、不安ではなく、安心感を感じています。


自然の音だからでしょうか。

ぐるぐると思い悩む事を一旦ゼロにして、落ち着く事を教えてくれる音です。



ひと雨ごとに、僅かに季節が移り変わろうとしている事や、夕暮れ時の暗さが徐々に明るくなっています。



自分の事で精いっぱいに成る時は、外の出来事に身を委ねると良いとか言いますよね。

忙しい時はそれを知ってても出来ないものですが、少し意識を外に向けると、不安にかられる思いはフワッとなくなる時があります。



自分以外の所では、キチンと流れがあり、もがくのを止めたら、浮かんでただ流れを楽しめるような気がします。



音は不思議です。
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by matsu-komichi | 2012-02-29 01:50 | 音楽

水の玉

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草間彌生展に行って来ました。



いきなり朝に思い立って、あっという間に美術館に向かっていました。

途中、水玉の長靴とジャケット姿の人を見かけ、妙な気分になりました。


『水玉の親分のようなものをこれから観に行こうとしている序章かな・・・?』


といった感じです。
(草間さんを知らない人は 『 ? 』 と思うでしょう・・・)

草間彌生さんの作品には水玉模様がたくさん使われているのです。



そして、美術館に着き、展示を観る前にトイレを済ませ、手を洗おうとした時に自分のポケットからハンカチを出そうとしたら・・・・・上の写真のハンカチでした。




トイレには人がたくさんいたので、このハンカチを見られたらきっと


『あ!この人!草間彌生展やから水玉のハンカチ持ってきたんや!』


と思われるのが恥ずかしくて、超高速で手を拭き、ポケットに素早く入れました。





そして展示してある部屋へ向かいました。



私は学生の頃、一度彼女の作品展を観て、とても拒否反応を起こしたので、正直今回の展示は行く気がありませんでした。

でも、観に行ってしまったのだから、人生は不思議です。



人は自分の見たくない自分を見せられたりすると拒否反応を起こしたりしますよね?

おそらくそんな理由で、学生だった私は拒否反応を起こしたのだと思います。



強迫観念というものが、学生の頃の自分の心に密かに在りました。

それが暴走すると大変な事に成る事を心の奥で自分は解っていたので、それを必死に隠そうとしていたのだと、今は思います。


今は、いろんな道を歩んで来たお蔭で、これもあれも自分で、アホな自分でも構わないんだという心境になれているので、展覧会に行けたのだと思います。






そして、草間さんの展示を観て見ると、ものすごく静かな気分で作品を観る事が出来ました。



昔、美術の教科書で、確か念仏を唱えているお坊さんの口からピョコピョコピョコとちっこい仏像が出て来ている像を見た事がありました。

草間さんの作品を観て、それと同じような感覚を覚えました。



何人かの修行僧のお経を読む声が聴こえて来そうな感じで、色合いはどれもポップなのに、禅寺に居るような気持ちになりました。


絵画の一枚一枚が、曼荼羅のようで、ある一点を見つめると画面上をループで延々とグルグル回り、鑑賞時間がやたらと長くなりました。



一番気に入った作品が一つあり、これの印象は一番『強迫観念』だなと勝手に思っていました。

そしたら図録に詳しいタイトルが載っていて、それを見るとタイトルが『強迫』で、背筋がゾワっとしました。




全部の展示を観て、ぼんやりと感じた事がありました。


そのぼんやりの正体が解らないまま、ぼんやりしたまま美術館を後にして、歩いて最寄り駅まで行き、途中買い物する為に立ち寄った駅ビルでもぼんやりして、また駅に向かい、ホームの中のベンチに座ると、尻とベンチがひっついて取れなくなった様に座ってしまい、ぼんやりの正体が解るまで、40分近く座っていました。




ぼんやりの正体は、なんてことないのです。


【心の闇も絵に成る】


と言う事です。




絵に成る、とは、絵として昇華出来る、と言った感じです。


学生の頃から頭ではそう解っていたのですが、今回、実際に自分がそれをした、というような感覚になりました。



頭で解っていた事と、体験した事とではかなりの差があります。


自分はイチゴの飴を持っている、というのと、自分はイチゴの飴を食べた、というような違いです。




【心の闇も絵に成る】という言葉の飴をコロンと飲み込んだような気がしました。


その飴を手渡してくれたのが、草間さんでした。





絵画というものは時に言葉よりも伝わるものがり、身に沁みる性質があるのだなと改めて思いました。
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by matsu-komichi | 2012-02-26 01:16 | 美術

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これは私の手です。

自分の手はあまり女らしくないデカイ手です。

私は、ちょっとした日曜大工仕事でノコギリを使ったり、油絵のキャンバスを作る時の釘打ちが好きです。

等間隔で、同じような力加減でキャンバスの釘打ちをしている時はとても頭がクリアになり、スッキリとした気持ちになります。

リズムよく、力まずにトンカチを打つと、綺麗に釘が打てます。

失敗する時は、ちょっと余計な事を考えている時が多いです。





今回、私の釘打ち好きを言いたいのではなくて、ある職業の人の手を見る機会があり、その事を書きたいと思いました。




私は、初対面の人に会う時、よく相手の手を見てしまいます。

人の手を見るのが好きなのです。




私は、一年に1回、美容院に行きます。

他の女性の方はもっと頻繁に行かれると思いますが・・・

私は、ある事がきっかけで、一昨年から年に1回行くようになりました。




それまでは、美容的な事にはかなり無頓着で、自分で髪を切ったりしていました。



友人が

『お洒落なお店で切った方がいい』

と言っていたので、一昨年から、近所のお洒落なお店に意を決して行く事になりました。




どんな美容師さんに切ってもらうかも知らずにお店に行くと、私の髪を切ってくれる方は男の方でした。

私はカチンと体が固まりました。

今まで男の人に髪を切ってもらったことがなかったからです。


でもこれも良い機会だと思い、緊張を隠して美容院の鏡の前の椅子に座りました。

なりたい髪型の説明をすると、美容師さんは素早く作業に取り掛かってくれました。




途中、美容師さんとおしゃべりをしましたが、私が緊張してあまり良い返しをしなかったので、美容師さんは黙々と髪を切って行きました。



その美容師さんのハサミさばきや、手がとても綺麗で、私は目の前に置かれた雑誌には目もくれずに、美容師さんの手を観察していました。


途中、アシスタントの人がいろいろ細やかに接してくれた時、やはりそのアシスタントの美容師さんの手もとても綺麗でした。

手を使う職業の人の手がこんなに綺麗だとは思いませんでした。



そんな訳で、自分が綺麗な髪型に成る嬉しさという事より、綺麗な手で華麗に仕事をする【美容師】という人を観る為に、年に1回は美容院に行こうと思いました。



2年続けて、同じ美容師さんに髪を切ってもらいました。

しかし、今年、カット予約をするためにいつもの美容院に電話をすると、私の髪を切って下さった方が辞められたと聞き、ショックを受けました。

でもまた何か違う人に切ってもらう縁が出来たのだと思い、予約を入れ、美容院へ行きました。


するとまた男の方が切って下さる事になりました。


どんな手で、どんな華麗なハサミさばきなのかとワクワクしました。




・・・・・しかし、前の方とはうって変わって・・・・



とてもお話上手な方で、私は手を観察するどころではなく、終始話をしながら笑っていました。

あっと言う間に、素敵な髪型に変身していたのです。



美容師さんも十人十色だなと思いました。

でも楽しい話をしながらとても細やかな作業をお客さんに解らないようにして仕上げる今回の美容師さんの仕事の仕方に感激しました。

前の美容師さんも、今回の美容師さんも、どちらも仕事をする姿が美しかったのです。


私は美術館に行ったような気持ちで、美容院を後にしました。




美容院に行くようになって良かったなと思いました。





手といえば、もう一人凄い手をもっている方に以前会いました。

以前、母が頭の手術をした時の担当の脳外科医の先生の手でした。



母の手術が終わり、手術の結果報告の為に家族でその先生の話を聞いていました。

その時、先生がレントゲン写真を取り出し、明りの付く半透明な台にカシッとレントゲン写真をはめた時でした。

その先生の手がとても大きく、西洋の石膏彫刻のような綺麗な手で、その手に繋がる腕がさらにすごかったのです!

彫刻家のロダンの彫刻のような腕で、私は母の術後の説明そっちのけで、先生の腕と手に魅入ってしまいました。




・・・・・と、こんなふうに書くと変態かと思われるでしょう。

決して変態ではありません。



綺麗なモノや美しいものには目がないという性質なのです。




しかし、綺麗なのもや美しいモノは単に見た目がよろしいという訳でもなく、そのモノに宿る持ち主の意思が強ければ強い程、その思いが形になって現れるのだと思います。




脳外科医の先生は

『僕は体の中を探る事が大好きなんです』

と仰っていました。


美容師さんも、人を綺麗にする事が好きで仕方ないという感じでした。





思いがモノに宿る時があるのだなと思いました。




   
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by matsu-komichi | 2012-02-21 20:20

存在感

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風は冷たいですが、前回のブログで心の熱さは持続中です。

なので朝から張り切ってお掃除して、ホームセンターに行き 【プリムラ ゼブラ】という花を買って来ました。


前から欲しかった花の名前とはまた違っていましたが、欲しかったものとそっくりでした。






この花を見ていると、日本画の福田平八郎や、尾形光琳の花の作品を思い出します。

そしてゴッホの絵もなぜか思い出します。



もののラインの美しさや、はっきりとした存在感を感じます。







存在感と言えば、前回の滞在の時に 【田中一村】 というすごい絵描きを知りました。



彼は明治41年栃木県出身の日本画家ですが、47歳の時に九州旅行をし、奄美大島に魅了されその後、奄美に移り住む事になりました。


片目で3時間、もう片目で3時間、と両方の眼交互で対象を観察したり、紬工場で3年働き、また3年間は絵画に没頭する、といった生活を一人で奄美でしていたそうです。



彼の作品、  【クワズイモとソテツ】 と 【アダンの木】  を見た時は、岡本太郎の作品を見て息が出来なくなった時と同じくらい驚きました。



変な言い方ですが、対象物の実物姿よりも存在感がありました。







地獄の怖い閻魔様に 



『お前はお前の人生で何もやましい所はなかったか?!』



と言われてるようで、体がカチンと固まりました。

(やましい事、在り過ぎですから・・・・・)




自然への畏れや敬いという言葉がぴったり当てはまる絵でした。

その田中一村が取材を受けている写真が本に載っていたのですが、なんとピカソの画集を大事そうにしている所が載っていました。

田中一村・・・・・ピカソ好きやったんや・・・・・と思い、スゴーイと思いました。



植物の存在感は凄いなと思います。


ホームセンターで一目惚れした花の存在感も凄いので、毎日眺めるのが楽しみです。
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by matsu-komichi | 2012-02-19 13:56 | 美術

逢うさか

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寒い土曜日です。

こんな時は常夏の島を思い出し、心の中から温める作戦をしようと思います。




私は学校を卒業した後、常夏の島で2か月ほど生活をしました。

母親の田舎 喜界島 という所です。



鹿児島・奄美大島の離島の小さな島です。


親戚が住んでいるので、やっかいになりに行きました。





写真のような、とても大きな空を感じる場所です。

大阪では見ない様な見事な雲が並び、その雲間が夕刻になると虹色のグラデーションで夜へと流れて行きます。

私が大阪で見たどんな夕焼けよりも綺麗な色でした。




島では知り合いの人の仕事を手伝ったり、親戚の伯父さんと釣りに行ったり、カメラを携えてママチャリであっちこっち出かけました。



一番驚いたのは島の植物でした。

ナヨナヨしていなくて、力強くて、人間よりも生命力を持っているような堂々とした姿をしていました。





そして何より自然現象の凄さがありました。

私が行った年は丁度、台風の当たり年で、凄まじい台風に遭いました。



台風が近付くと部屋にアリがたくさん上がって来て、このアリ達も自然現象を察知しているのかと思いました。

親戚の家は木造平屋建てのかなりしっかりした造りの家でしたが、私は台風の晩は怖くて怖くてなかなか眠れませんでした。


大きな平屋建ての家全体が時折フワッと浮くような感じになるのです。


目が覚めたら家ごと海の上を漂流しているのでは ? 

と思い怖くて仕方ありませんでした。



ふと隣に居る親戚の叔母さんを見ると、スヤスヤ眠っていました。


後で大工さんに聞いたのですが、島の昔からの家は、家が上手くしなるようなしくみがあり、台風の風も上手く受け流すような感じになっているそうで、だから叔母さんは安心して眠っていたのです。


一夜明けて、外に出て見ると木が折れていたり、サトウキビがなぎ倒されていました。



でも何日か後にはサトウキビは太い首をグイっと持ち上げ 

『やれやれ、よっしゃ、また起き上がるとするか』

というようにまたしゃんとした姿に成るのです。



もとの熱い太陽が照り付け、雨で濡れた土が乾き、蝶がふんわりと舞い、真っ青な空が見えるのです。






島の植物の中に ガジュマル という木があります。

私はこのガジュマルが大好きになりました。



ガジュマルという木は、青い空に向かって太く大きく伸び、枝からは何本もの支根を下ろします。




母が小学生だった頃、校庭の真ん中にこの巨木があり、暑い日はこの木陰で休んだり、支根を上手く切ってブランコにしたりして、小学生達の憩いの場所だったそうです。



この木には 【キジムナー】 という妖怪が住んでいるそうです。

人に危害を与えたりしないシャイで優しい守り神さんだそうです。

子供が楽しく遊ぶ姿をきっと喜んでいただろうなと思います。




自然にまつわる神々と人との暮らし。

それが昔からただ在り続けている。



それを知った時にはもう大阪に帰らなければならなくなりました。





帰り支度を済ませると、お世話になった方たちに挨拶に行き、ウルルン滞在記並みの別れの涙をたくさん流しました。


飛行機に乗り、機内の小さな窓から島が青い海にポッカリ浮かんでいるのを見て、飛行機内で私だけまたシクシク泣いてしまいました。


そして泣き疲れて寝てしまいました。




大阪伊丹空港に着陸する寸前に、アナウンスが入り、目が覚めました。

ふと窓の外を見ると、とても綺麗な光景が広がっていました。





陽が落ちそうな時間で、大阪上空は薄い白い靄に包まれて、その靄の下には淀川が緩いカーブを描いていました。


オレンジ色の陽が、大阪全体を覆い、白い靄の下に降り立つ事を喜びなさいと言われているような気がしました。



島の暮らしがとても心地良かったのですが、見過ごしてはいけないと警告をされました。



自分が生まれた土地で、堂々と戦って楽しめば、ここが楽園に成るのだからと、言われたようでした。




伊丹空港に着いて、到着ゲートに行くと母が迎えに来てくれていました。

そして、半袖姿なのは私だけだと言われ、私のコートを手渡してくれました。


それもそのはず、一歩空港を出ると、季節は既に秋に移り変わっていました。






話は変わりますが・・・

私の記憶が正しければ、今日は友人のお誕生日です。



『誕生日おめでとう!!』






その友人は島に行ってみたいとよく言っていました。


今は、とても遠くてとても近い場所にその友人はいます。




その友人と出会えたのも大阪に私が居たからです。

大阪で出会わなければいけない出会いをたくさん選んで、友人も私も生まれて来たんだなと思います。



冬は寒くて、夏は蒸し暑くて、商店街に行けば豹柄の服を来た人に出くわし、病院の待合室でも笑いをこらえる出来事が起きる、大阪で暮らす事を選んだ自分に


『よくぞここを選んだ!』

と言いたいです。



島を思い出し、心が熱くなり、大成功です。




ここで出会う人や出来事を思う存分大切にしたいなと思います。
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by matsu-komichi | 2012-02-18 15:27

愛でる

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こないだ、モノクロ写真を現像に出したので、出来上がった写真です。

私は樹木が好きなので、出来上がった写真はほとんど樹木の写真でした。



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この木はシマサルスベリの木です。

夏になると、白やピンクの金平糖のような小さな花をたくさん付けるのですが、私はこの木の幹の形が好きで、何度も写真を撮りに行きます。


木の周りを何度もグルグル回ってしまい、時間が経つのを忘れます。

白黒なので、樹皮色が解らないですが、色もとても綺麗です。



ほんの少しオレンジがかった白に近いベージュのような樹皮です。


その木の幹の部分をいつも激写するマニアックさ・・・・・






この幹を見ていると、ギリシャ神話の彫刻やエジプトの神殿の柱や石膏や大理石の彫刻を見ている様な気分になります。

自然を観察するのが私の趣味なので、お金のかからない良い趣味だと思っています。




近所の公園に観察に行くと、いつも行く所なのに季節によって違う表情を見せてくれるので、バシバシ写真を撮ります。

一人で集中して木や草や花に向き合う時がたまらなく楽しいのです。




しかし・・・・・そんな私の楽しみを奪う者が居ます。





私と同様に、首からカメラを提げたオジサマです・・・。



カメラ女子と話がしたいのか ?

または自分のカメラ自慢をしたいのか ?



話しかけられるようなスキをうっかり作ると、必ず、話しかけられオジサマの話を延々と聞く事になるのです・・・。



話しかけられないように、女子っぽくない格好で出向いても、気を抜くと捕まります。

なので、私はなるべく気を抜かないようにして、観察しながら撮影をします。






これから木々達はゆっくり芽吹いて行きます。

私の好きな木蓮の花も咲きます。


巡る季節を愛でる事が出来るのがとても有り難いと思います。

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by matsu-komichi | 2012-02-16 21:17 | 写真

料理

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先日、とあるカフェに行きました。

知人の方にそのカフェを教えて頂いて、去年の11月から今回で4回目となりました。



上の写真は私が家で作った何の変哲もない単なるトマトパスタです。

カフェでお料理を撮らせてもらいましたが、そのお料理写真はとっておきにしようと思い、私の中途半端なパスタ料理写真で申し訳ないです・・・・・。

でも、一応お料理の文章っぽく成ればと思い自作料理の写真にしました。




私はふだんあまりカフェには行きません。

自分の家でコーヒーや紅茶や日本茶を飲むのが好きなので、本当に気が向いた時しかカフェにはいきません。



その私がこの短期間の内に4回も行くなんて思いもしませんでした。





外食を殆どしないのですが、私は美味しい料理が大好きです。

友人に何人かお料理の上手な人が居て、その友人の料理を食べるととても幸せになります。




私が美味しそうに食べるのを見て、友人達は決まって

『○○ちゃんには作り甲斐あるわ~!』

と言ってくれます。




私自身はあまり料理が得意な方ではないですが、自分で作っても美味しければ

『美味しい~!!』

と言ってしまいます。




そんなわけで、知人の人に料理おススメカフェを聞き、約1時間半かけてカフェに行きました。



そのカフェの料理人さんは今月でカフェを辞められると聞きました。

私は前回、モノクロ写真でその方を撮りました。

キッチンに立っていらっしゃる時に、ひと段落付かれる頃合いを見て、勇気を出して声をかけ、写真を撮ったので、その時の写真をどうしても手渡したくて、今回カフェに出向いたのです。




大学時代は暗室が大学にあったので使えましたが、卒業してからはカメラ屋さんに現像に出しています。



本当は自分で一から現像したものを料理人さんに渡したかったのですが、仕方ありません・・・・・。






カフェに着いて、お店ではまだお客さんがいなかったので、写真を料理人さんにすぐ渡せました。

料理人さんは写真を見て恥ずかしそうに笑っていましたが、

『良い記念になった』

と言って喜んでくれました。




少し早めのランチに行ったので、お店には私だけしかおらず、今回は料理人さんとたくさん話が出来ました。

料理人さんの身の上話や、私の油絵の事、心を穏やかにしなやかに強く保つ秘訣など、いろいろ話して下さり、途中、私は嬉しくて涙が出ました。



その料理人さんは、気取らず笑顔と笑いがあり、料理が上手な人とはこういう人の事をいうのだなぁと思いました。

悲しい出来事や嬉しい出来事、全部を料理の味に出来るんだろうなと思いました。

食べる人の、心に出来てしまった隙間にポンっと入り込んでくる何かを作れる人なんだなと思いました。




大切な人が作ってくれた料理の味は、いつまでも記憶に残るものです。

手の込んだ料理でなくても、おにぎり一つの味も覚えていたりします。



自分の親が作ってくれた料理の美味しさと、自分が作った時の味の差。

誰かを思いながら作る料理とそうでないのとでは、やっぱりどこか違う気がします。




その昔、私は好きな人に心を込めてお弁当を作った事がありましたが、私の気持ちを気持ち悪がられて一口も食べてもらえなかったという辛い出来事もありました・・・・・(笑)







今までいろんな事があり、またこれからもいろんな事があるのです。



カフェで出会った料理人さんみたいに、自分の経験した事を味にして行けるような人になりたいと、帰りの電車の中で思いました。
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by matsu-komichi | 2012-02-14 15:28

ホンワカ

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寒い日が続きます。

私は昔ながらの日本家屋に住んでいるので、暖房器具はあるものの、やはり部屋に居ても寒いです。

写真は紅茶ですが、寒い日の夜はよくノンカフェインの暖かい飲み物を作って飲みます。



最近よく飲むのは、ハニージンジャーという洒落たものです。

(蜂蜜に薄切り生姜を漬けて置いたものです。ただ蜂蜜瓶に薄切り生姜を入れて1~2時間で出来上がります。それをマグカップに小さじスプーン3杯くらい入れ、八分目くらいのお湯を注ぎ、出来上がり。)

漬けなくても、蜂蜜と生姜すりおろしでも可です。



風邪の時の喉の痛みにも効いたりします。


とにかくポカポカになるので、体も心も温まります。






心が温まると言えば・・・最近私はあるものを見るととても心が落ち着き、温まるものがあります。


それは、西洋宗教画です。




何故なのか解りませんが、レオナルド・ダ・ビンチや、ジョッドなどの絵を見ると、子守唄を聴いてるような気分になって来ます。


今日は図書館に行き、フラ・アンジェリコというイタリアの人の画集を借りてきました。




学生の頃は、イタリア人の作家の名前や作品名を覚えるのにひと苦労していたので、宗教画とか写実的な絵は苦手でした。

(なんとかなんとか~ニャ、とか、なんとかッキオ、とか、なんとかッロ、とか・・・カタカナ表記を読むのがやたらと苦痛でした・・・。)




しかし、どうしたことか、今はスンナリ読めて、絵を見て落ち着いているのだから不思議です。



人は心がホンワカするものを求めてしまうのですね。





温かい飲み物も、暖かい印象の絵も、心に沁み渡ります。




ホンワカするものがないと、イライラしたりストレスですぐ体調を壊してしまうし、それが続くと人に危害を与えたりもして、自分も人も気分が悪くなります。

続き過ぎると、自分の姿も見失ってしまいます。



私も過去にそんな事がありました。





大学院の時に、私の油絵の制作スペースには机といろんなお茶セットを持ち込み、私はよく友人にお茶を振舞っていました。

バーのママのような気分でした。




『あら、また来たの?』みたいな。




お茶を飲みながら話を聞くと、皆、ポツリポツリ本音を話してくれて、何かに迷ってはいるものの、答えは本人が言葉に出している場合が多かったように思います。

その答えの様な部分を私がオウム返しの様に呟くと、『そうそう、それそれ!』みたいな感じです。




自分の姿を見るのが下手で、自分を一番に受け止めて欲しい、という気持ちが誰にでもあるんだなと思い、またそれは私自身にも言える事なのです。



ハニージンジャーの飲み物も宗教画も、なんとなく自分を受け止めてくれているように思います。

その、ホンワカとした受け止めるものが何なのかは、まだ解りませんが、気になるものです。
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by matsu-komichi | 2012-02-12 01:40 | 美術

行事

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ちょっと早いかもしれませんが、お雛様を飾りました。

姪っ子達が週末に家に来るというので、高い所にしまってあるお雛様のガラスケースの段ボールをヨイコラセと、母と二人で出しました。



桃の節句には、桃の花だと思い、花屋さんに買いに行ったのですが、何故か桜を買ってしまいました・・・。
(この時期に桜があるなんて、驚きました!)




そして今日、兄から、雪で道が悪い為キャンセル、と連絡が入り、家族全員ションボリしました。

孫が来るとなると、母は決まってあれこれ買い物に行き、喜んで美味しいものを作る準備をするので、今回はぬか喜びです。

でもま、今月の末には来るみたいなので、楽しみは少し延期です。




私が小学生の頃はお雛様をよく出していましたが、それ以降は面倒で出していませんでした。

再び出すようになったのは、去年からです。



厄落としに良いとか、女性にとって良い縁を授けてくれるとかを去年知ったからです。

昔からの風習の一つである雛祭りも、侮れないなと思いました。




小さい頃、私は両親に

『友達の家のお雛様が7段飾りで、なんでうちの家はガラスケースなん?!』

と言うと

『その子の家はデカイやろ?デカイ家にはデカイお雛さんでええんや。ウチは長屋住まいやからガラスケースなんや。デカイお雛さんで寝るとこが狭くなったら嫌やろ?』





と妙に説得力のある言い方で説明されたのを覚えています。


2階建て長屋の商売人の家には、小さなお雛様が丁度良いのだと、小学生ながら納得しました。






お雛様を飾る事もそうですが、考えてみると私は行事ごとが好きなのだと思います。

お彼岸にはおはぎを作り、十五夜には団子、節分には太巻き、誰かの誕生日にはケーキ、お花見にはお酒、クリスマスにはケーキとチキン、今年のお正月には初めてオーソドックスなお節を作り、よくまあせっせと作るものだと自分でも思います。



何か、こう、どこか自分とは違う力が働いて作っているのではないのかと思い、不思議な気分なのですが、季節毎に四季を感じる行いをする事は自然を大事にする第一歩なのかなと思います。




自然の中には、神様や仏様と言われるものやいろんな存在があり、何を大事にするかは人それぞれ違うものですが、『何かの為にこれがしたい』と思う時はきっとその何かに自分がお世話になっているのだと無意識レベルで感じているような気もします。




『目に見えない事や、自分が生まれてもいない時の事なんて信じない』

と言う人もたくさんいますが、私は13年近く油絵の制作活動をして来て、真っ白なキャンバスに色と形をのせて行く作業はインスピレーションや直感といったものを丹念に扱わないと一つのキチンとした形に成る事はないので、やはり目には見えない力を借りたり、使いこなしているのだと思います。

(もちろん直感だけではなく、理性的な作業も含めてですが)




誰もが自然の恩恵を受けているのに・・・と思ったりしますが、自分の意見と人の意見は違っても当たり前です。


自分の軸を作り出すのは自分なので、【ただ、自分に成る為】なのかなと思い、行事ごとはそんな事に気付くきっかけなのだと感じています。
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by matsu-komichi | 2012-02-10 21:18

好きな歌

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私は、音楽ではクラシックが好きですが、歌となると、声の綺麗な人が大好きです。

その中でも特に好きなのが『宇多田ヒカル』さんです。

彼女の歌声を聴いていると、とても気持ちが落ち着いたり、元気になります。




最近はよく彼女の【goodby happiness】をネットで聴きます。

ポップなメロディに物語の様な可愛い歌詞が乗っかり、トントン拍子で進んで行く流れを感じます。

彼女の声が、どこにでもあるような恋の話を歌うと、不思議とドラマチックに聴こえたり、とても楽しんで言葉を選び音に乗せている所や、難しい哲学を噛み砕いて、小さな子供でも解るようなものにしているのがたまらなく私は好きなのです。


その巧みな歌詞と並行して音を紡いでるのが声です。

だいぶ前に、なんとか研究所の人が、彼女の歌声には良い波動が出ているとか言ってましたが、なんとか研究所の研究員でなくても、それはなんとなく解るのだと思います。


歌詞、メロディ、声が美味しい料理の様に、絶妙な味を醸し出しているのだと思います。







先に述べた【goodby happiness】の歌詞の中で私がとても好きな箇所があります。



♪ 万物が廻り廻る 

  oh ダーリン ダーリン
  
  誰かに乗り換えたりしません

  only you ♪


という所です。

恋愛の事を歌っているようで、実は  




『辛くても自分というものを途中で放棄したりなんかしないわよ! only one なんだから!』




と言っているように聴こえて仕方ありません。


ま、これは私の個人的な意見なので、本人さんの真相心理はわかりませんが・・・





何回聴いても心を鼓舞してくれて、心地良いものを感じる歌は大事です。




今日もこの歌を聴いてから寝る事にします。
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by matsu-komichi | 2012-02-07 00:48 | 音楽


『コミチ ピクトゥーラ』 油絵・写真・音楽・自然観察を楽しみながら日記のようなものを書いています。


by matsu-komichi

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