明日の自分

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先日の満月です。

この日、天気はあいにくの雨または曇りだったので、お月様は見れないかと思っていたのですが、夜ベランダに出ると偶然、雲間からお月様は顔を出していました。

私の眼にはいつもと違うお月様に見えました。



深い強い色で、何かを熟考しているような月に見えました。




私は最近よく絵本の事を考えていました。

幼稚園の頃に園で先生に読んでもらった 【かしの木ホテル】 や、母によく読んでもらった 【からすのパンやさん】 など。


久し振りにそれらの絵本が見たいと思い、本屋さんへ行くと、からすのパンやさんの特集記事が載った雑誌がありました。

当然、吸い寄せられるようにその雑誌を手に取り、読みました。


そして、その 【からすのパンやさん】 の作者の かこさとし さんの絵本を探し、読みました。
からすのパンやさんの絵本を何十年振りかに読み、目が潤みそうになりました。

そして、そのかこさんの絵本シリーズで 【おたまじゃくしの101ちゃん】 という本もタイトルをボンヤリと覚えていたので手に取り読みました。

その 【おたまじゃくしの101ちゃん】 で、涙が滲みました・・・・・。
もう無理、我慢できないという感じでした。
内容を言うと、読んでいない人に申し訳ないので、言わないですが、一度読んでいない方は読んでみて下さい。




人間は何故、涙を流すのか・・・。

何故、怒りを抑えきれないのか・・・。

そして何故、心を壊してしまうのか・・・。


何年、何十年と、ずっと溜めに溜め込んでしまうのは何故か?

自分が自分として生まれて来た事を良く思えなかったり、周りの当たり前に在るべきモノが足りていない事によって生まれる歪みにばかり黒い栄養を与えてしまう事を悪いと解っていながら何も変えれないのは何故か・・・?

一時的に得られる快楽や、とりあえず心地良いモノを見て気を紛らわしたり、一番想像しやすい不安を信じてみたり。

いろんな事が謎だらけで、自分の知っている事などは、ほんのスプーン一さじくらい。





学生の頃、学校のクラスの友人達との飲み会があり楽しくお喋りしてお酒を飲んでいました。

ですが、私の中の心のしこりがまた現れ、飲み会がお開きになろうとしたくらいで私は泣いていました。


仲の良い友人達は、『またか』と思いつつも私を介抱してくれました。

でも、その時、沢山人が居るお店の中で、一人の背の高い男の子が私を抱きしめてくれました。

その時の感覚を今も覚えています。
泣いてみんなに迷惑をかけているのにも関わらず、その男の子は抱きしめてくれて、ほんの数秒の事でしたが、何故か心のキリキリしたしこりが緩みました。

ずっと抱きしめられていたいと思いました。




それと同じ事を、数年後、仕事先で目の当たりにしました。
以前にも書きましたが・・・。

言う事を聞かない子供が暴言を吐いたりしてどうなだめたら良いか困り果てていたら、同僚のベテラン先生がギャアギャア騒ぐ子供を何も言わず抱きしめたのです。

そしたら、子供は別人の様に大人しくなって、ベテラン先生の腕の中に居るのにまるで母親の腕の中にいる赤ちゃんみたいな顔をしていました。

私は唖然として、その光景を見ていました。



酔っ払って心のしこりを抑えきれなくなった時に抱きしめられた感覚と似ているなと思いました。



感情が人間にある限り、それをコントロールして行くには自分一人では限界があるのだと思います。

そうじゃないと反論する人もいるでしょうけれど。


それが究極的に言うと、宗教に繋がるのではないかと思います。

自分の対岸にいつも居る存在。

否、ただの対岸ではなく、それが自分の胸の中にある様を言うのだと思います。



宗教でなくても、何かに向き合っていないと暴走して、心の悲鳴は現実の人の悲鳴となってしまうのでしょう。

私は、芸術の学校に行き、その事を知る為に絵と一緒に過ごして来たのかもしれません。


同期の友人たちは皆それぞれ自分の道を歩いていますが、せっかく絵の学校に行き絵を学んだのだから、自分の不安定なモノを絵にしてみたらいいのに・・・といつも思います。





いろんな出来事が起き、ダメだと思っていた事でも奇跡的に出くわしてしまえたりする事が起きる世の中で、自分が一枚でも絵を描かないと日めくりのカレンダーは進まない気がします。



人は原始の時代から成長なんかしていなくて、滅びの道を日々歩いているだけなのかもしれませんが、何故、明日があるのか・・・?と自分に問うてみたら、様々な声が聞けるでしょうね。






7月28日(日)工作ワークショップ参加者募集中です
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by matsu-komichi | 2013-06-29 01:32


『コミチ ピクトゥーラ』 油絵・写真・音楽・自然観察を楽しみながら日記のようなものを書いています。


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