船の版

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今度、木版画の個展をするDMです。

まだ、友人知人全てにDMを配り終えていないです・・・。




これは以前、ブログにも紹介しましたが菱垣廻船という船をモチーフにしました。

何故かというと、個展をする場所が Mont Bateau という名前のある場所だからです。


京都の船山(五山の送り火の一つ)が見える場所で、そこで木版画展をすると決まった時から船の木版を作ろうと思っていました。


でも、港には最近の船ばかりで、どうも自分のイメージした船ではありませんでした。

私の頭には昔の日本の船のイメージが浮かび、そんな船が是非見たいと思いました。



そんな時、和船の帆かけ船というキーワードがポンと浮かび、それをネット検索すると、菱垣廻船に辿り着きました。



でも、ネットで見る船は真実味がないので、何処か船の博物館はないのか??と探し、とある博物館に行く事になりました。



そこで見た和船を木版用にやや省略してはいますが仕上げました。




この船は、江戸と大坂間を行き来していたらしく、とても大きな貨物船でした。

沢山の人が船を動かす原動力になっていました。


船大工さん達が木を切り削り船の形にして、船員さん達がありとあらゆる場所に配置され、船の航路を示す灯台の灯りが陸にどっしり構え、羅針盤などで船の進む方角を調べながら、航海するのです。


酷い嵐の時は、積み荷を海に投げ、船のバランスを取り航海の安全を心掛けていたのです。


大きな帆布は約200畳分の面積で、上手く風を読み大きな船を動かしていたのです。

その説明を博物館で聞いただけで泣けてきました。



一つのものが動く時は、どれだけの力が働いているのか・・・?!と。


航海の無事を祈る人の思いや、船の造船に関わった数多くの人達の思いが一つの船を動かしていると感じました。




私の個展も、正にそんな感じです。

いろんな人の思いがあり、一つの行動へと至ったのです。




『油絵をやって来たのに、何故いきなり木版で個展??』

とか言う人や

『え?!個展期間3日間だけ?!』

と言う人や、もっと中心部の名のあるギャラリーで何故しないの?と言わんばかりに首をかしげる人、いろいろ出会いました。



でも、私は本当に個展が出来る身分ではなかったので、何年も先の事だと諦めていました。


なので、話は以前のブログと重複しますが、タロット占い師さんが

『私の仕事場で良ければ・・・』

と仰って下さり、ものすごく嬉しかったのです。



正直、絵の友人や私のDMを見て下さる人に場所の説明をすると、大抵の人が

『大丈夫なのか?!』

という顔をされます。



いろいろマスコミなどではいろんな出来事があるので、余計気になるんでしょうね。

でも、タロットも絵から情報を読み取るし、普段絵描きがインスピレーションや理性でもって情報を整理している様に、私に場所を提供して下さった方も五感や第六感をフルに使い真剣にカードに向き合っているのです。

ただそれだけの事なのです。



世間には偏見や思いこみが沢山あるし、のめり込んだら怖いとか言う意見もありますが、のめり込んだら怖いものなんてこの世に腐るほどあります。


お酒、タバコ、ギャンブル、異性、・・・・などなど。



そんな世の中に居るけれど普通に生活しているのだから、怖い事なんて何もないのだと私は思います。

なんと言っても、私の親の故郷には普通にシャーマン的な人が居ましたしね。




とにかく、与えて下さったとても有り難い機会なのです。

私にとっては宝くじに当るより嬉しい事でした。

美術の評論家や偉い先生や同世代の絵を志す人達が何を言っても構わないのです。


何処で作品を発表しても恥ずかしくない作品を追求するのみ、ただこれだけです。



いろんなグループ展に作品を出品するようになってようやくそれが解りました。


そういう強い意志で作品を作り展示をすると、必ず見てくれる人は居るという事も解りました。





ストレスで、片方の目が失明するかもしれないという病気にかかり、一生病気と付き合って行く事になった事で、本当に自分は何の為に生まれて来たのかと思いました。

と同時に目には見えないモノの存在をうっすら感じる性質も相まって、何故自分はこんななのだ!と。


片方の目が元気なんだから、目が見えなくなる訳ではないじゃないか!!と言われるかもしれませんが、怖いものです。



だから自分の出来る事を精一杯の力でやって見ようと思うのです。

思いっきり自分に向き合わないと、世界の尻尾は永遠に見れないのだと思います。




でも、その自分を支えてくれている人や物事も見えないけれど沢山あって、自分を動かしているのだという思い、それがDMの絵になりました。



気になる事にはとことん関わり、足を運び、自分から頭を下げて、また動いて、怒って泣いて笑って、そんな事に熱くなり静かになる自分が居るのです。





木版画展、頑張ります!!


そして、近い内に絶対、油絵の個展をしたいです。

大きな場所で、大きな作品をドカンを並べたいです。
(もう既に何処で油絵の個展をするかは決めています。いつするかは未定ですが・・・。)





京都・西賀茂、Mont Bateau 4/27,28,29
11:30~17:30(最終日17:00)


木版画どすえ~。  

おこしやす。
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by matsu-komichi | 2013-04-06 20:35


『コミチ ピクトゥーラ』 油絵・写真・音楽・自然観察を楽しみながら日記のようなものを書いています。


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